どこにハマるか?
★★★★☆
前作「プリクラ」の大ファンだったのでプレイしました。
こちらも期待を裏切らない良作でした。
個人的な印象は「とても誠実な作品」という感じでした。
出尽くした評価だと思うので軽く触れれば、美麗なグラフィック、細かい演出はやはり素晴らしく、製作者の愛情を感じます。
ストーリーも綺麗に纏まっていて、神経を使って作られたんだなと思います。
そして、それを多くの人にプレイしてもらいたい、という思いが感じられます。
それを一番感じるのが、アクションの苦手な人もプレイできるように作られたシステムバランスです。
基本的に同じマップで、同じ敵が出るため、数をやれば敵の攻撃パターンにも慣れるし、各キャラのコマンド入力もほぼ共通していて分かりやすいです。
大量の敵もボス戦も、難しいコマンド入力などしなくてもアイテムやスキル(魔法のような物)でなんとかなり、やられてしまったら何度でもコンティニューでき、どうしてもクリアできなければレベルを上げて力をつければOK。
アクションが出来なくても大丈夫、という方向にはかなり親切設計だと思います。
そしてこの部分が、逆にアクション重視のプレイヤーが不満を覚える要因になってしまったのではないでしょうか?
私はアクションは「そこまで苦手ではないが、そこまで得意でもない」というどっちつかずのプレイヤーなので、多くの「アクションがワンパターン」等の評価は、目にするまで気づかず(笑)、でも目にしたら「…そういわわれば」と感じました。
おそらく、プレイ中はアイテム作りや食事の方にハマっていたから気づかなかったのではないかと思います。
このゲームはアイテムが非常に重要になってくるのですが、限られた所持数の中で、どう作り、どう使うか、その「アイテムを駆使する」感が好きでした。
また食材を持っていって調理してもらい、食べることでHPの上限が上がっていきます。これも個人的にとても好きなシステムで、新しいアイテムのレシピや食事メニューが追加されるのが楽しみだったため、各章をクリアし続けても「ワンパターン」「作業」と感じなかったのではないかと思います。
しかし、アイテム等を駆使するのではなく「コンボを駆使してクリアしたい」「アクションで爽快感を得たい」「さまざまな局面を技術で切り抜けたい」というアクション志向の方は、同じ敵、同じアクションでは飽きるのも無理ないことと思います。
もし今作に、各キャラごと固有のコマンド入力技なども存在し、それらも章を進むごとに増え、マップも敵も新しい物が追加され、なおかつコマンド技を使いこなせなくても(アイテムやスキルだけでもなんとか)クリアできるバランスのままなら……。
さらに名作の呼び声高い作品になっていたのではないでしょうか?
どのゲームもそうかも知れませんが、このゲームは特に、どこを重視するか、何にハマるかで評価がかなり変わってくる作品ではないかと思います。
アクションを求めると不満が残ってしまう感は否めません。
そうで無い方には、少なくとも良作だと思います。
最後に個人的な願望・プレイ中気になった点として、1番はやはり処理落ちの酷さです。でもこれはハードが変われば普通にクリアするかも知れません。
またアイテム作り・食事好きとしては、もっとレシピのアレンジがあればとか、「こんな利鞘の悪いメニューを食べ続けたら、こんなメニューに化ける」要素とか、店のメニュー全部を食べると隠しメニューが…などの遊び要素があるとさらにコンプリート魂が燃えたかなと思います。
アイテムも基本1人目のキャラをクリアすれば出尽くすので(あとはメニューやレシピを入手して「作り方」を覚える)、ゲームが進むごとに新しいアイテム、使い方の広がりが出ればなお良かったかも知れません。
あるいは、やっぱりプリクラのような自分で調理する楽しさもあると、喜びが広がったなあと思います。
ぜひ次回作があれば、引き続き期待したい作品です。
低評価はすべては戦闘システムのため
★★★☆☆
このゲームはストーリーはとても良い。人によってはゲーム内の話を聞いていて赤面するようなシーンとかがあると思いますが、私は大丈夫でした。音楽も北欧神話をモチーフとしているゲームのイメージを壊すことなく、とても綺麗な曲です。グラフィックも綺麗で十分合格のレベルです。しかし、こと戦闘にいたるとこれはもうどうだろう、という気がします。このゲームは最初に難易度が選べるのですが、私は今ノーマルでプレイしていますが敵が強い。こちらの体力が200とか300の時に平気で100近いダメージをくらいます。又、雑魚ですらスーパーアーマー状態(攻撃受けても行動がキャンセルされない状態)という理不尽さ。こちらがコンボを繰り出している時に相手が普通に一発繰り出すだけでこちらは死にそうになります。敵によっては死んだ時に持っていた武器が上に跳ね上がり下に落ちるという奴もいますが、その落ちてくる武器にも当り判定を設定しなくても良かったのではと思います。だいたいその武器が落ちてくるのを確認できても操作性の悪いこのゲームではそれをよけられません。敵が何をするにしてもこちらがそれに気づいてよけようとしても、なにか行動中だとすぐに動けないため高確率でくらいます。さらにマジシャン系の敵は上位になると一発ダメージを与えただけでワープして消えてしまうのですが、そのマジシャン系が召喚する飛んでくるナイフを弾いてマジシャンに当てることで一定時間(4秒くらい)ワープを止める事が出来ます。しかしいつその攻撃をしてくるかわからないし他の敵もいる中でそれをやるのはかなり辛いです。いざ召喚したとしても間合いが遠かったり他の敵に当たってマジシャンに当たらなかったりはしょっちゅうです。しかもマジシャンは雑魚を召喚し、ボスとして出てくる奴もいます。ボスとしてドラゴンと一緒に現れる奴にいたってはドラゴンの体力まで回復するしまつです。ドラゴンの激しい攻撃(実際はドラゴンの激しい攻撃と練りこまれていない戦闘システム。)のなかマジシャンを先に倒すのは至難の技です。レベル上げを行い何度も挑戦すればいつかは倒せるのでしょうが、それではとてもではありませんが最近のゲームとして最低限のシステムを構築しているという判断は出来ません。それってファミコン時代の考え方じゃないですかね?レベル上げに費やす時間が半端なくかかります。今かなり苛立ちながらこれを書いているので文面にまとまりがありませんが、やったことのある人ならこれが何のことを言っているのかわかるはずです。これから購入をしようと言う方は心して購入してください。お手軽なゲームではありません。
処理落ち以外は◎
★★★★★
北欧神話をベースにしたファンタジーで、グラフィックがとても綺麗です。
シナリオもかなり長く、キャラがフルボイスで喋って動き回るストーリーパートは良いです。声優も上手い方が揃っています。
が、肝心のゲーム部分が足を引っ張っています。
一部のステージで処理落ちが激しい、主人公は5人いるものの行く場所が同じなので作業感、などなど。
またオペラのような芝居がかったセリフが多いので、そういったものが苦手な人にはお勧めできません。
処理落ちと長時間プレイに耐えられる自信のある人は是非。
個人的にはストーリーはとても良かったです。EDの歌も雰囲気に合っていました。
4
★★★★☆
大概このイラスト、絵に魅力を感じて購入された方が多いかと思います。
実際このゲームをプレイしていると、背景、キャラクター達の奥深い絵から2Dアクションゲームという肩書き以上のものが体感できました。
しかしこのゲーム、ボリュームはあるものの、キャラクター一人ひとり同じステージを繰り返し進めていくようなものでもあるので、自分がそれを知らずに二人目の主人公で始めていったときはちょっと残念でした。
とはいえゲームシステムも悪くないのでイラストにこだわりを持たずに普通にやってもなかなか楽しめるものだと思いますよ。
顔から火が出る。。。
★★★★☆
絵のビジュアルがとてもキレイだから、一見の価値はあります。音楽もキレイで世界観との調和が上手く出来ていると思います。
初めだけサクサク進みますが、途中から敵が急に強くなって、結構死にます。途中から作業感があって、面倒に感じたりします(だから★4つです)。しかし、5人の主人公の物語が絡み合うところは見事なので、最後までやってしまいました。
主人公たちのセリフが、噴出したり赤面してしまうくらいロマンチックな言葉を連発してきますが、個人的には気に入っています。
今からやろうと思っている人は、物語が凝っているので、easyモードで物語だけ追っていっても楽しいかもしれません。