正直言って、これがよく商品化されたなぁ…っていうのが感想です。家庭用VTRで録画されたと思われる画質、版権フリーの曲に差し替えられた入場テーマ曲。とはいえ、私の中学生の頃、馬場猪木時代に対抗しつつひっそりと放送されていた大好きな「プロレスアワー」の思い出が蘇りました。当時、私はどうして国際にはアレックス・スミルノフやオックス・ベーカー筆頭に「ハゲ」「ヒゲ」「ヒール」の外人選手しか来ないんだろうと思ってましたが…改めて見てみると（ギャラの問題も含めて）エースのラッシャー木村と手の合う外国人レスラーという観点で考えると致し方なかったのだなと合点がいきました（笑）。下巻が出るなら、是非今度は入場テーマ曲は当時の物をしようしていただきたいなぁ。国際プロレス クロニクル 上巻 [DVD]

さすがにいろいろ入ってますね。
でも、私は国プロといえば、高田馬場早稲田通り沿い、太陽神戸銀行のビル４階の国プロ事務所に後楽園Ｈのチケットを買いに行きました。
指定席Ａ北側段席の５列目が絶好でした。常時ＴＶの画面に入ってましたし、ヘタに場外乱闘されたら荷物を持って逃げなければなりませんでした。
キラー・トーア・カマタ、ジプシー・ジョーなんてのが当時の人気者でした。(ジプシー・ジョーなんてリング外では愛想良かったですよ。
１回水道橋の焼肉屋で飯一緒になりましたけど。お互い目茶苦茶な英語でした。)
そして何より忘れられないのは、1975年だったっけかな？、チャンピオン・カーニバルの馬場VS木村戦です＠千葉公園体育館。
木村が４の字固めをしかけ、二人揃ってエプロンに転がってきた時、ブッチャーが木村を襲い、木村は大流血、
勝負は馬場がかわず掛けからフォール。木村は大流血のまま吉原さんに抱きつき大声でなきました。
でも、こんなのが入ってないからなあ。イマイチ手が伸びません。あ、マッドドッグ・バションとのやつは？
　

国際の映像がまだ残っているのは当然のこと。
日の目を見たことは喜ばしいです。
しかし、なぜ「クエスト」からなのか。
以前までの発売元で成し得なかった理由は？
大人の事情でしょうが・・・
ともかく、トーク部分の不必要さは（下巻では）改善すべき。
パッケージもコンパクトにしてほしい。
当時の映像に、別の音声をかぶせる「クエスト流」もダメ。
国プロはインディーじゃないんだから。

これだけ盛り沢山に入っていても、まだ“上巻”なんですよね?

画質はさて置き、こういう映像が残っているというだけで奇跡ではないでしょうか。ディスク化したことにより、これ以上画質が劣化することもありませんし。


もう“踏みつぶし野郎”モンゴリアン・ストンパーの映像だけで、鳥肌ぞくぞくです。


私は、長らく放置したままになっていた、18インチのブラウン管のテレビ(昭和63年製)をわざわざ出して見ています!

雰囲気が出ますよ。


毎日、少しずつですが、じっくり味わいたいと思います!

ラッシャー木村さんが亡くなったことにより年末発売予定から8月20日に繰り上がりました。クエストのホームページでDVD制作と連動して週刊国際プロレスという企画を行っています。興味のある国際プロレスファンは是非見てください。※7月21日追記 全試合、家庭用ビデオデッキで録画したものです。画質に神経質な人は買わないほうがいいです。