風評(雑誌)に流されるな
★★★★☆
・私もつい,某雑誌を引き合いにしたレビューを書いてしまいますが,それは洋楽雑誌があまりに少ない現状だからです。最初ロッキングオンは「ゴリラズ」に否定的でした。しかし結果アルバムは馬鹿売れ!「クリント・イーストウッド」超いい!と思った人多かったでしょう!スヌーザーびいきというわけでもありませんよ。用は,音楽は自分の耳で聞き,自分でいいものを判断しましょう,ということです。雑誌がプッシュしているから名盤というわけではありません。好みもありますしね。オアシスそんなにいいか?と私はいつも思います。ロッキングオンがブラーの「13」をべた褒めしたときに,その良さが正直分からなかった・・・。情報に左右されないよう,自分で「いい!」「かっこいい!」というものを選びましょう。私はこのアルバムは好きです。
GORILLAZ は、ハイブリットなのは変わらない!
★★★★★
2001「GORILLAZ」2005「ディーモン・デイズ」のサウンドを期待しているのなら裏切られるよ(_xx)
以前のアルバムで、多かったダブワイズな音は、少ない。
静かで、色々な世界観が・・・何とも表現しにくい・・・空気を伝えてくれる♪
エレクトロニクス・サウンドとオーケストラとの不思議なバランスと絡みが、カラフルでファンタージー的で・・・
変わったマッタリ感を味あわせてくれるb♪♪
それでいて、楽観的なムードも出している。
ヴァーチャル・バンドだけあって・・・WEBでの活動は素晴らしい!
MySpace / YouTube 等でも映像&音をオープンに公開してくれている。流石!!
このアルバム「PLASTIC BEACH」
何度も何度も繰り返し聴いて頂きたい♪
聴けば聴くほど・・・味が出てくる!
きっと・・貴方の、お気に入りのアルバムにインすることだろう!?
By SuperFloyd.....
さすがデーモン
★★★★★
デーモンの才能はすごい…
DVDで彼の音作りが垣間見れます。シンガーとしてもアーティストとしてもプロデューサーとしても
ここまでマルチな才能がある人はそうはいないでしょう。(しかもイケメン)
モス・デフやデラソウルなどと和気藹々と制作しているリラックスした仕事ぶりにデーモンが音楽を心から楽しんでいる様子が作品に出ています。
前作より少し大人向けなのはゴリラズも10年やっていてファンと共に成長しているからでしょうか。
デーモンがライブなどでアニメキャラではなく素で出るようになったのもこうした意図があるのかも。
ゴリラズは1STからずっとアングラ系クラブシーンで活躍している人々が参加しているのですが、デーモンの人脈の広さと大衆性、アート、ファッション性を持ち合わせたバランスのよいポップセンスに毎回関心してしまいます。
無機質でレトロスペクティヴなサイケデリア
★★★★★
ギネスにも載ってる世界で最も成功している架空のキャラクターバンドによる3rd。
今回はラウンジーでスムーズなヒップホップサウンドが目白押しで、"chill"という表現が一番しっくりとくる。
コラボ陣も豪華なのだが、決して話題性だけに乗っかっている訳ではなく、溢れんばかりの想像力と才能がまるでパズルのピースのように嵌め込まれるべき場所に嵌め込まれていくような感覚だ。
Styloに代表される以前にも増して無機質で硬質な印象はまるでクラフトワークやマニュエル・ゴッチング、CANそしてNEU!等のクラウトロックを聴かされているかのような錯覚に陥らされる。
意図的なことだとは思うが、作品全体のテーマそしてコンセプトである”人工的ビーチ”が無機質な電子音とラップによって奇妙な世界観を醸し出す非常にミステリアスな作品となった。
このアルバムを聴いていて、blurから分岐してデーモンが一貫してやろうとしていた事がはっきりと見えてきたような気がした。
これは万人受けする作品ではない。
少なくとも、今までのようなアニメーションキャラ主体の楽しくて騒げるコンセプトアルバムを期待していると、裏切られたという被害妄想に苛まれる事になりかねない(苦笑)
リスナーの音楽に対する豊かな感受性と拡張できる許容範囲を要する難易度の高いアルバムだ。
それでも、今までのGORILLAZの多彩な音楽性を愛聴してきたふるくからのファンならばきっと理解できると思うから心配はいらないのだが。
80年代のNEW WAVE/POST PUNK/ALTERNATIVE/KRAUTROCK、幅広く音楽を愛する事が出来る人ならば自分と同じく「よくぞやってくれた!」という至福感に満たされる事だろう。
GORILLAZ史上最もサイケデリックで実験的なアルバムともいえるので、そういう側面から聴いてみても面白いのでは。
GORILLAZ WORLD全開!
★★★★★
前作とは世界感をがらりと変えて全く違った楽曲を引っ提げてさらにさらに!進化して帰ってきてくれました!多種の楽曲、そして融合。そして映画音楽のようなストーリー性。聞き手を限定しないGORILLAZの世界感に圧巻。生産され消費される音楽じゃない、愛によって産まれ愛に育まれた楽曲達が愛を奏で大暴れ!数々のアーティスト達も愉しくてたまらないのが楽曲からも素敵に伝わってきます。そしてDVDの方で、やっぱりかなり愉しそうでリアルなデーモンやプラスチック・ビーチの世界感も垣間見る事ができてかなりお宝映像でした。そしてなんと行ってもジェイミー・ヒューレットのGORILLAZメンバーを余すところなく描かれた装丁の素晴らしさ!激しく感動しました。醍醐味としてはACCESS CORDにてプラスチック・ビーチの世界が体験出来るというなんともなんとも贅沢なアルバムです。