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大学とは何か (叢書・ウニベルシタス)

価格: ¥3,570
カテゴリ: 単行本
ブランド: 法政大学出版局
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ヤーロスラフ・ペリカン/〔著〕 田口孝夫/訳 出版社名:法政大学出版局 シリーズ名:叢書・ウニベルシタス 539 発行年月:1996年07月 関連キーワード:ダイガク トワ ナニカ ソウシヨ ウニベルシタス 539 だいがく とわ なにか そうしよ うにべるしたす 539、 ホウセイ ダイガク シユツパンキヨク ホウセイダイガクシユツパンキヨク 7710 ほうせい だいがく しゆつぱんきよく ほうせいだいがくしゆつぱんきよく 7710、 ホウセイ ダイガク シユツパンキヨク ホウセイダイガクシユツパンキヨク 7710 ほうせい だいがく しゆつぱんきよく ほうせいだいがくしゆつぱんきよく 7710 研究と教育、学部と大学院、大学と社会、図書館や大学出版局など…大学はどうあるべきかについての堅実かつ真摯な提言。 ジョン・ヘンリー・ニューマンとの対話大学に吹き荒れる嵐-危機に瀕する大学ものごとを第一原理にまでつきつめて自
日本の高等教育に欠けているものがすべて書かれている ★★★★★
ジョン・ヘンリー・ニューマン卿の古典的「大学論」を敷衍しながら、議論を始める。20世紀アメリカの高等教育は19世紀にヨーロッパに留学し、学位を取得したアメリカ人留学生たち帰国後大学改革に成功した成果でもある。ミシガンのタッパン、ハーヴァードのティクナー、ジョンズ・ホプキンスのギルマン学長たちの功績が実に大きい。その範となったのはドイツの大学である。しかし、理念として尊重されたのはニューマン卿の大学論である。この議論を現代の視点から振り返りながら、大学という高等教育の理論と現実を批判的に振り返り、普遍的な大学像を描き出す。著者が聖書学者としても著名であるが故に、議論の深度が深く重厚である。大学教員は、批判的視点で学術に関わる故に基本的に「反体制」である、という指摘は教育がいかに民主主義を維持するかという原理原則を確認しているアメリカ・リベラリズムの知的なバランス感覚そのものである。許認可体制で教育を維持する日本との異質さを象徴的に著わしている。大学人にこうした基本認識があれば、空疎な教育改革・教養部解体などの愚行は起こりえなかったはずである。実践に裏付けられた名著である。
ペリカン博士は2006年5月13日に逝去。ご冥福を祈ります。