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英語らしい英文を書くためのスタイルブック

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 研究社
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この本も星五つのお薦めです、発想にかかわる部分です ★★★★★
自分の英語とネイティブの英語の違いを感じていました。文法的には問題ないけれども、なぜか訂正されてしまう理由がどこにあるのか?それは発想や構成に関するものではないかと感じていました。本書は、そのセンテンスの発想という部分を分かりやすい具体例で解説してくれています。

本書は四つの章からできています。第一章日本語が感じられる英文、第二章かたい表現VS柔らかい表現、第三章簡潔で無駄のない表現、そして第四章語句や文の自然な配列です。

第三章・第四章はThe Elements of Styleをはじめとする、無駄を省き簡潔な英語にするための具体例です。The Elements of Styleはとても良い本ですが、ネイティブ向けの本なので、そもそも英米人がセンテンスを作るときの発想部分については触れておりません。

第二章はフォーマールとインフォーマルを混ぜて使うなということで、これも英米人にとっては当たり前のことですが、私たちノンネイティブははっきりと意識して文章を統一していく必要があります。

そして、私にとって今回とても為になったのは、第一章のセンテンスの発想に関する部分です。具体的には、「英語の人間中心表現」や「もの中心の英語とこと中心の日本語」の部分で、これまで長年感じてきた、ネイティブはどうして主語をこれにするのか?という問いについて、少し答えが見つかったような気がしました。

「理系のための英語論文執筆ガイド」と併せて、発想の部分に触れるという意味でお薦めの一冊です。
一歩上の英作文を ★★★★★
「和文英訳は何とか出来るんだけど、何だかぎこちないし、自信も持てない。」という方にお薦めの本。

普段日本人がやりがちな「日本語に引きずられた」不自然な英訳が「ネイティブにどう響くか」を指摘した上で、自然で流暢な英文にするためにはどうすればいいのかを的確に教えてくれる。日本語と英語のニュアンスの違い、フォーマルと日常の場での表現の使い分け、均整の取れた文章の書き方など、まさに痒いところに手が届く一冊。「本当はこう書きたかったんだ!」と思わず唸る良書である。

ただし、英作自体が全く出来ないという方はこの本から初めても効果は薄い。SVOなどの文法的説明は一切無く、あくまで英文の表現を洗練させることに主眼を置いているためである。

高度で簡潔な英作文を求める大学の受験生や、一歩同級生に差を付けたい大学生向けの本であると言える。
受験英語に「毒される」前に試す価値あり ★★★★★
普段から英語は英語として気をつけているつもりですが、
ネイティヴでない限り落とし穴がある、と初心に帰って取り組んでみました。

最初は「問題数が少ない」と思いましたが(例題ひとつにつき3問)、
1冊やり遂げるにはこれくらいがよいかもしれません。
頑張れば1週間程度で終わります。

学習対象者は、優秀な大学受験生レヴェルの人、という印象。
そのため、目新しい感じはしませんでしたが、
自分だけで試行錯誤するよりは、楽に文章を書く手助けになります。

ちなみに関係ないですけど、中のイラストが微妙すぎて笑っちゃいました。
同じ人が担当している装丁はとても洒落ているのに不思議。
遅くとも高2の終わりまでに。 ★★★★★
受験を意識し始めた娘の求めに応じて、リサーチした中の1冊。
和書の参考書を用いることがほとんどなかったので、普段仕事で
目にする不自然な英文の典型的な例が、この薄い本にぎゅっと
詰め込まれていることに正直驚いている。
著者の英語及び英語学習者への愛情さえも感じられるほど。
今の学習者は幸せです。

「英語ばかりに時間を割いてはいられないけれど、伸び悩みの
英作文をなんとかしたい」と考えている受験生には、まずこの本を
お薦めする。それまでの学習で身に付いてしまった不自然な癖を
正してくれることでしょう。

京大を目指している方は、遅くとも高2の終わりまでには。
残り1年、格段の差が生まれるはずです。
余力があれば、『英語ライティング・ルールブック』(デイヴィッド・セイン著)も
お薦めしておきます。
ネイティブへの第一歩。 ★★★★★
私は学校で課題としてこの本を渡されたのですが、非常に良い本であると思います。
ただ単に「これはダメ、これもダメ」という風に何の根拠も無い、押し付けがましい本とは違って、その理由が詳細に示してあり、納得しながら進めることができます。
まずは例題の詳しい解説を読んで納得し、練習問題で実践に移して解く形式で、無理なく進めることができるとも思います。
またこういう本にありがちな、やたらに簡単な練習問題でなく、程よく歯ごたえがある問題で構成されているのも良い点であると思います。