何年も前になりますが、本格的にタロットを勉強しようと思い購入しました。今では色々出ていますから、それほどいいとも思えませんが、
取っ掛かりにはいいと思いました。物語風にカードの意味を書いてあるのが読みやすく、面白かったです。宗教的なこととの結びつきが少々わかり難いのが残念です。

今までのタロット本の中では１番わかりやすく詳しく書いてありました。
ただ１つだけ。。。宗教色が強い部分もあるので微妙な部分もあります。
書いてあること全てを間に受けるのではなく純粋にタロットの勉強の部分だけ使うのであれば
とてもわかりやすくてイイと思います。

大辞典と名乗るのには疑問を感じるが、内容は平易で読みやすい。カードにストーリーを付けて紹介する手法も、初心者には理解しやすいかもしれない。（ストーリーの出来については意見の分かれるところだと思うが）
しかしとにかく宗教色が濃い。タロットに宗教色を加味して解釈するというよりも、まずミトラ教があってそこにタロットを加えているといった調子で全文が書かれている為、そちらに興味がない人間には少々、読んでいて眉を顰めたくなる。
内容としても初心者向けであるし、初心者向けのタロット教本でこの値段を出すならば、他に良書が幾らでもある筈だ。
ミトラ教ベースでタロットを紹介している、ということは知ってから購入するべき。
装丁は美しいのだが。

深い解釈はどの本を読んでも感心しますが
この本はさらに入り込んで 似た様な意味を持つカードを比較し
本来指示す意味を理解する事を教えてくれます。
素晴らしいです!

装丁がキレイで買ってしまったのですが、素人の私には中身は研究所っぽく感じました。
大アルカナが0話〜21話的にとしてストーリーに仕立ててあります。
全体的に強引な印象を受けました。リーディング用辞書的解説も断定的で良くも悪くも具体的です。
図柄の分析などは、大変細かくなるほど〜そう言えばそうかも、と思わせる理論的な分析がされています。
その部分は役立っています。

でもタロットを感性や、感覚で使用している人にとって決めつけが強過ぎる本な気がします。
イメージよりも理論でタロットをされる方には良いのかもしれません。

でも正直こんな断定的な解釈をされる方がいるのか!?と読んでいて驚きました。
読まれた方どう思われましたか？？