ウェルカム・トゥ・ザ・ビデオ [DVD]
価格: ¥3,990
ガンズ・アンド・ローゼズが1987~93年の間に発表した、最も話題になった記憶に残るミュージック・ビデオの数々を収録。MTVの初期ビジュアル・スタイルの発展期において、彼らがいかに貴重なレッスンをほどこしてくれたのかがわかる。
見直してみると、ガンズ・アンド・ローゼズは、ほぼすべてのビデオ・セッティングのタイプを網羅しているようだ。たとえば「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」は、バンドのライヴ演奏を素早いテンポでつなげ、荒れた大都会にやってきた新参者役のアクセル・ローズのストーリーをセミ・ナレーションとして散りばめている。「パラダイス・シティ」は、アリーナのサウンド・チェック風景。「スイート・チャイルド・オブ・マイン」は、今や使い古されたアイディアとなった、ビデオ撮影自体のドキュメンタリー映像。このアンソロジーからは、いくつかの脅迫観念的なテーマも浮かび上がってくる。極限まで純粋に渇望される愛と、雨の中の死だ(「ドント・クライ」「ノーヴェンバー・レイン」)。麻酔のようなねじれた映像がおもしろい「ザ・ガーデン」と、ゲイリー・オールドマンがにやにやする悪魔を演じたシュールな「シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー」が、一番興味深い。(Tom Keogh, Amazon.com)