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呉越舷舷

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 集英社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:塚本青史/著 出版社名:集英社 発行年月:2004年10月 関連キーワード:ゴエツ ゲンゲン ごえつ げんげん、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041 春秋時代最後の華、呉越抗争。『臥薪嘗胆』『呉越同舟』。故事成語が現在に伝える呉越の抗争劇。伍子胥、范蠡といった双国の策士達が繰り広げる壮烈な歴史物語に、傾国の美女-西施を織り交ぜた、塚本中国小説の書き下ろし長編傑作。
名場面・名言がない ★☆☆☆☆
この作品も他同様、史実にあるような名場面・名言がないし、
小説部分としてもなく、とてもさびしい。
故事も臥薪嘗胆と、顰に倣うくらい。

人物も一通りかなり貶められている。
范蠡が主役っぽいけど、策が冴え渡っているわけでもない。
太宰ヒが、武将としてでてくるのが新鮮な程度。
孫子なんて・・・かなり悲惨です。司馬氏の一族だから、机上の空論なんてことはないと思うんですがねぇ。

国語と1つが范蠡の人物伝になっているので、こちらを史実のような小説っぽいので薦めたい。
塚本作品にしては珍しく構成に甘さを感じた ★★★☆☆
呉越の抗争を背景に呉の滅亡までを物語る長編小説。范蠡が表舞台に出てくるようになってからの話になっているが、はっきり范蠡を主人公に据えていないのでやや読みにくい。時代背景や登場人物の相関関係などが予備知識として頭に入っていないととっつきにくいだろうと思われる。また、孫武が冴えない人物として描かれ、孫子のいくつかの下りは伍子胥や范蠡の思想や解釈が取り込まれているとする説や、序盤であっさり暗殺されてしまう点は人によってはかなり違和感を覚えそう。西施が少し俗っぽいところも人により好みが分かれるところかも。飽きずに読めたが、塚本青史の小説にしては盛り上がりに欠ける構成の甘い作品に感じた。同氏の小説を初めて読むという人には正直言って向かないと思う。なお、同氏にはほぼ同時代を扱った「田釐子・成子」もあるが、一部の登場人物は相互に登場することになるものの、特に話はリンクしないと思ってよい内容になっている。
中国小説の魅力を存分に ★★★★★
 臥薪嘗胆、呉越同舟などの広く知られている故事成語が生まれた時代の話です。
 春秋戦国時代末期、最後の抗争とも言われる呉越の戦いが生き生きと描かれています。
 僕は20代なので、なかなか古代中国小説というのはとっつきにくい部分もありましたが、読み始めればぐいぐいと登場人物に惹かれ、夢中で読破してしまいました。
 
今も生きる教訓を感じる ★★★★★
 呉越の争い。
中国春秋時代で一番の名勝負といっていい。
多くの言葉、教訓が生まれ何千年経った今も語り継がれている。

 呉越同舟・捲土重来・臥薪嘗胆・・・・
 
伍子胥は、人の恨みというものがどれほど恐ろしいものかを教えてくれる。
孫子は、軍略の威力をまざまざと見せつけてくれる。
范蠡は、攻め際と引き際の駆け引きを教えてくれる。

この物語を読めば、中国史に更に興味を持つようになる。
乱世の今こそ、読んで欲しい本です。