娯楽として好き
★★★★☆
天下のシドニー・シェルダン作品としてはいろいろと不満はある人もいるのだろうけれど、娯楽小説として読みやすい作品で、自分なんかにはちょうど良かったです。
はじめて読んだペーパーバックがこれだったんで、感慨深い作品です。
あいらしいこどもも出てきて、その話が個人的に、ぐっときた。
彼の作品をもっともっと読みたかったんだなあと、改めて感じました。
ストーリーを追いたい人のための本
★☆☆☆☆
楽しめなかった。映画もしくはドラマ化を視野に、適度な大人の要素を入れ、売れる本として書かれている。人間を描く文学が好きなら選ぶべきでない。英語能力はそれほど必要無い。邦訳のシェルダンにがっかりした人が原語ならと手に取った場合、結果は同じであることに気づくだろう。
初めて洋書読破したければコレ!
★★★★★
あの英語の教材で有名なシドニーシェルダンのサスペンス小説。
アメリカの大富豪一族が次々となぞの死を遂げる、それに疑問をもった美貌の売れっ子ニュースキャスターが調査を始めると、
彼女の周りに怪しい影が。
危険にさらされながらもなぞを解くべく、サラエボ、西欧、東欧を駆け回る。
決して強いだけの女性でなく知的な中に色気が垣間見れるところがステキ。
行く国々での口説かれ方が面白い。
とにかく次から次へと新たな展開が速くノンストップで読んでしまう本です。
英語教材として:
このペーパーバック版は字も大きく、行間にゆとりがあるので目に優しいです。
ストーリー展開は結構シンプル。分かりやすい。 こんなにすいすい読める小説はそうないです。
口説き文句や、登場人物のプロフィールなど、各章で繰り返し似たフレーズ使っているので、
英語表現の習得に役に立ちます。 教材に使われる理由がわかりました。
荒唐無稽すぎてついて行けず
★★☆☆☆
シドニー・シェルダンには大学時代に英語の教材でお世話になり、その後も英語が平易で読みやすいし、ストーリーも面白いので一時期よく読んでいた。当時の代表作はほぼ読みつくしたこともあり長らく接する機会がなかったが、久し振りに何か読んでみようと思い本書を手にした。
物語の展開はスピーディで悪くはないのだが、残念ながら話しにのめり込むには至らなかった。その理由は明らかで、どう考えても現実には起きえないような事件が起こり、通常ではありえないような危険な行動を主人公が取り、そしてあまりに簡単に事態が展開していくため、全く現実味がないからだ。
過去に読んだ作品もそのような傾向がなかったわけではないが、本書はあまりに荒唐無稽すぎるし、主人公のDanaやそれを取り巻く登場人物もステレオタイプなため、正直言ってついていけなかった。とにかく英語が読みやすい上に大味ではあるが展開が速くて飽きさせないので、英語の学習用としては適していると思うが、それ以外の人にはお勧めできない。
美人キャスター世界をかけめぐる!
★★★☆☆
サラエボの報道で有名になった女性ニュースキャスター
Dana EvansがWinthlop家の相次ぐ殺人事件の真相を
探るサスペンスミステリー。そこに婚約者のJeffと養子にした
Kemalがからんで緊張感を高めている。Jeffは前妻のスーパー
モデルRachelが乳がんにおかされその精神的ささえになるため
つききりになってしまう。一方Kemalはサラエボの戦争で片腕を
失い精神的に不安定な少年。Danaが事件の真相解明のために
世界を飛び回っている間、Kemalがどうなるか不安でしょうがない。
事件は米国政治家の上層部から、世界各国に及び最後はロシア
の原子力兵器がからんでくる。さすがにシドニーシェルダンだけに
一気に読ませる魅力がある。ミステリーとしては緻密さ
冒険物語としては主人公の人生などの描写にかけているところが惜しい。