ともすれば先人の足跡を辿る霊場巡りや、その手の解説本の如く
アヤフヤで過剰な期待を寄せてしまいがちなこの手の世界。
しかし、遍路しかり、問題はそれらが遺した足跡を辿るのでは
なくて、求むる先に何があったのか、が本質となろう。
この著者が己の探究心の為に活用した方法手段がヘミシンクであり、
その体験を彼の言葉で遠慮なく体験報告としてまとめただけであろ
う。
市井巷の、他人任せ的な悩み事相談の類書本とは全く異質であり、
同類にできないし、そのための本でないのは表紙とオビで明白。
「是非やってみたい・・・。」 コレがつのる読後感だった。