この本のいいと思った点はガラクタの定義が明快になされているところです。
ためになりました。この本を読んでは物を処分し、また読んでの繰り返しでした。特に、ベッドルームから本やパソコンをなくしたら、ずいぶんすっきりして気持ちよく眠れるようになりました。旅先のホテルが快適なのは、ひとつには余計なものがないからだとわかりました。
ただ、著者の言っている通りに実践するには、ベッドルーム、書斎、リビングルーム、ドレッシングルームをそれぞれ独立して持っている必要があります。ベッドルームには寝るためのものを置かない、という意味のことが書いてありますが、日本の住宅事情ではむつかしいのではないでしょうか。
日本の風水の本ではいろんなアイテムを揃えることが薦められていることが多いです。また、特定のブランド名が書いてあったり、著者が企業の偉い人と実は懇意だったりするのです。「買う」より「処分する」ことに重点を置いたこの本の方が信じられる気がしました。
比較的読みやすい本でしたが、意味がわからないところがあったので、日本語訳の『ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門』を今度は読むつもりです。
この本を読んだら 家の中のガラクタを片づけざるをえないという感じです。「アメリカ人は車庫から何処からガラクタをため込む」と書いてあったのには笑ってしまいました。さっそく友達のアメリカ人に読ませたら「車庫がいっぱいで倉庫を借りようと思っていたくらいだったけど、この本を読んで思い留まったわ!」と感謝されました。