熊男、最後は優しい夫に
★★★★☆
復讐だけを心に誓って生きてきたヒーローと心優しく他人を思いやるヒロイン。ヒロインの設定はこの作者の特徴なので納得でしたがヒーローはとても頑固で女性の心を何一つ知らない熊男。ヒーローよりヒロインの方が好感が持てました。前作の「太陽に魅せられた・・・」よりもヒーローの癖が強かったので少ししぶってしまいましたが、最後はとてもよき夫になって納得。余りにも頑固だと普通の女性はさじを投げるのに、このヒロインはなんとも献身的なタイプだとつくづく感心しました。ヒーローもヒロインから投げかけられた言葉に甘えてばかりいないで少しは応えたらいいのに・・・とイライラさせられましたけど、所々行動で表現しているのでそれでいいかな〜っと。確かに熊男には言葉より行動の方が似合っているかも・・・。
ひさびさに面白いヒストリカル
★★★★☆
ジュリー・ガーウッドの作品では、2番目くらいに面白かった。
前作は、ヒロインがかわいそうすぎた感じがするが、今回はそれほど悲惨な目にも遭わずにすんだし。
ただ、中世ものはやはり残虐シーンが気になる。映像だったら私はとても耐えられないだろう。
ガーウッドの作品は、ヒロインが勝ち気で美人。もう少し個性的な顔立ちくらいのほうが、共感できるんだけどな。
ちょっとだけ・・
★★★☆☆
太陽に・・の続編なのでレビューは読んでたのですが、やっぱり、超期待して読んでしまって、期待度の為なのか読後感が良くないです。
何で?っと何回か読み返すのですが、幸せな気分に浸りきれないので星3つ。
でもシリーズ化してるし、一気に読めるし、次も出たら買っちゃうんだろうな・・・
愛と復讐
★★★★☆
コナーは幼き日、父親が襲撃され復讐を誓っていた。
その日から月日が流れ、コナーは仇のマカリスターのところへ
嫁に行くイングランド貴族のブレンナを奪い、自分の妻にしたのだった。
前作、THE BRIDEと同じ時代背景ではあるが、こちらはコナーの
復讐心がおおっぴらにされているため、前作よりも重いというか
骨太な作品になっている。
そして前作のヒーロー、ヒロインはコナーが敬愛する兄として
登場しいています。その存在感がなんともいえません。
ブレンなも子供の頃からおてんばで、コナーに負けてはいません。
どちらかといえば、コナーが戦いに出て行ってしまい、二人の
場面が少ないので、やり取りが急展開だったりします。
どちらかというと前作の方が私は好きなので、☆一つ減らしました。
ヒロインが好きな人にはいいでしょう
★★★★☆
設定は前作「太陽に魅せられた花嫁」にとても似ています。
イングランド貴族の娘が無骨なハイランダーに嫁ぎ、愛と知恵とかわいさを武器に夫の心を溶かしていくストーリーです。
ヒロインは息を飲むほど美しく、自然とみんなをとりこにしてしまうところも同じです。
私は「太陽に‥」のほうが出来がよかったように思いました。
主役の二人の性格が「太陽‥」の二人をより濃くしたような感じなのですが、それぞれの性格が強調されすぎて、終盤までギクシャクしていました。
ストーリーも簡単に先が読めてしまい、これからどうなっていくのだろうという緊張感がなかったです。
ヒロインのかわいいじゃじゃ馬ぶりもパターン化されて、少々鼻につきました。
この作品は緻密なプロットや深い心理描写で読ませるものではなく、キャラの魅力で読ませるものだと思います。
このタイプのヒロインが大好きな方は問答無用におもしろく、それほどでもない方はいまいちと思うのではないでしょうか。