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「頭がいい」とは、文脈力である。

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:斎藤孝/著 出版社名:角川書店 発売所名:角川グループパブリッシング(発売) 発行年月:2004年12月 関連キーワード:アタマ ガ イイ トワ ブンミヤクリヨク デ アル あたま が いい とわ ぶんみやくりよく で ある、 カドカワシヨテン カドカワグループパフ 0946 かどかわしよてん かどかわぐるーぷぱふ 0946、 カドカワシヨテン カドカワグループパフ 0946 かどかわしよてん かどかわぐるーぷぱふ 0946 現実を把握する力こそが、本当の頭のよさだ。場を読む力ですべてスッキリ。 第1章 頭がよければ、人は幸福になる第2章 連なる意味をつかまえる力が、文脈力だ第3章 文脈力を鍛える、身につける第4章 文脈力の土台、記憶力第5章 「頭がいい」とは、文脈力である第6章 「頭がいい」を、技化する
いわゆる「斎藤メソッド」のエッセンスかな ★★★★☆
 本当の意味での頭のよさとは、どういうものなのかをイメージさせてくれる良書である。
 
 その理由は、第一に、頭のよさとは、暗記力が優れていることでもなく、勉強ができることでもなく、「現実の社会を生きていくうえでのさまざまな局面における判断や対応のあり方」であるとし、その具体例を挙げて分かりやすく説明していることである。学歴は、どういう学校を卒業したかを示しているだけであって、頭のよさと相関関係があるかも知れないけれど、必要以上に重視すべきでないということを改めて納得させてくれる。
 第二に、勉強も、暗記力も、「「頭がよい」状態を生み出す支え」になっていると指摘していることである。頭のよさと勉強や暗記の違いを明確に指摘した上で、それでも勉強と暗記は、頭のよさを維持、あるいは高めるには必要であり、それを怠ってはならないことが分かる。
 第三に、「頭を鍛えることは、一種のスポーツ」であるとし、鍛え方についてある程度示唆していることである。著者は「技化」という言葉を使っている。なるほど、一流のスポーツ選手にしても、いや、一流だからこそ、頭がよくなくては好成績は残せない。自分のコンディション、対戦相手との相性、対戦場所を考慮して、どういう戦い方をしなければならないか、その戦略・戦術をひねり出すには、「頭のよさ」が必要である。

 一方で、これらの主張には斬新さに乏しいとか、面白かったけれど頭に何も(知識として)残っていないとの指摘もあろう。しかし、この本の狙いは、読者にあらためて「頭のよさ」とは何か、そういう状態に達するには、何をどのように「(身体を使って)実践」していけばよいかを示すことにあるのだと私は思う。したがって、斬新さに乏しいとか、何も残らなかったとの指摘は、的を得ていないと考える。

 以上から、この本は頭のよさとはどういうものであって、それを獲得するにはどうすればよいかの道筋を(おおまかではあるが)示した点で良書であると考える。ただし、論拠を裏付けるための文献等の引用が強引であるとの感は否めず、違和感を感じる箇所が多々あったのは残念である。

 最後に、いわゆる「斎藤本」は量産し過ぎて、内容も似通ったものになっているのではないだろうか。そこも残念である。この頃までの斎藤氏の著作からは得るものがかなりあった。しかし、今は……。
 
「「頭がいい」(状態)とは、文脈力である」が ★★★☆☆
著者の「「頭がいい」(状態。つまり、素質の問題ではなく、努力すれば誰にでも身につくもの。清高注)とは、文脈力である」というのは、現時点において、私のほうで反論材料を持っていない上に(する必要はないが)、感覚的には正しいと思う。

また、3色ボールペンを使った読書(私は使わないので、試したことにつき責任は持てない)、ハイタッチしてから(高揚させてから)のプレゼンテーション(p232)など、方法論もそれなりにある(ここまでで星4つ)。

ただ、以下の内容で、星2つにし、全体的に星3つと評価する。

まず、著者の定義については、それなりの検討が必要だろう。

第2に、枝葉末節の部分がよくない。たとえば、現在はダメで、明治を褒めているが、それでいいのか(現時点では、『戦前の少年犯罪』(築地書館)でも読んで、疑いを持つべき)。

第3に、方法論の科学的根拠が明らかでない。脳科学などの文献が豊富な現在では、科学的な根拠が求められよう。著者には、文系的知識だけではなく(この内容では、せいぜい哲学の本に過ぎない)、理系的知識にも通じてほしいものだ。
頭がいいとは ★★☆☆☆
読んできる時は、納得しながら読んでいたが、終わってみると残っているものが少ない
典型的な本だと思う。
第六章『頭がいい』を技化する、などいいことを言っている章もあるが、全体的には2週間たったら9割は頭から消えるような内容。
全体的に抽象的で、もっと具体的な内容の方がとっつき易い気がする。
本出しすぎ・・・ ★★★★☆
内容は非常にシンプルで分かりやすい例をつかい丁寧に
説明されている為、わかりやすい。
逆にそんなことは”わかってるよ”っていう人にはあまりにも内容が薄い。
でも人間”忘れるから”たまには初心に返って読むのもいいと思う。
”再生→再構築→アイデア→型”
のモデルは仕事に結構つかえそう。

でもさぁ”頭がよい”こと自体、
この現代社会ではあまり意味がないことに気がついて欲しいかなぁ…。
自分の話ばかりするのは年齢を追うに従って強くなる傾向でもある(p174) ★★☆☆☆
本書の目的は「人それぞれの「頭がいい」状態について理解を深め、それを伸ばすこと」だと冒頭で述べている。本書でいう文脈とは、通常の文章の意味のみならず、人間関係での意味のやり取り、仕事上での段取り、一連の経験知や記憶の流れの上にのった意味、さらには社会という大きな場の文脈の中に自分の身を置くという発想まで、多義に使用される。文脈力の重要性はよくわかるが、地の文が粗雑で、講演の書き起こしか口述筆記のように感じられた。引用文の夏目漱石や宮澤賢治や平家物語が、自ら立ち上がり輝いていた。三色ボールペンや身体感覚の話題が多いのは著者の主張の裏付けなのかと揶揄したくなる。