プレイヤーの武器は、仙術を秘めた宝貝(パオペエ)と呼ばれるもの。装備することによって仙術(魔法のようなもの)が使え、さらに何度も使うことによって熟練度が上昇する。熟練度があがると、よりレベルの高い仙術を身につけることが可能となる。仙術には火、氷、雷、風といった4つの属性があるので、使い分ければ戦いを有利に進めることが可能だ。宝貝は70種類もあり、敵を倒したり、特定のイベントをクリアすることで手に入る。
また、本作は同時発売となったゲームボーイアドバンス用ソフト『マジカル封神』と連動。GBAケーブルでつなげばアドバンスでしか出現しない宝貝がゲットできるという特典が用意されている。(池村慎一)
この作品は、群がり寄せる敵をバタバタなぎ倒して行くというもの。縦横300メートルの広大なフィールドに、何百、何千の敵キャラがうようよいる様はとてつもない壮観。その全てがリアルタイムに、はっきりと行動している。その中に飛び込んで、仙術を駆使して暴れ回る痛快さ。これは、今までのゲームにはなかった醍醐味だと思う。
どんなに面白い作品になると分かっていても、従来のゲーム機では絶対に実現不可能だったこと。それが、この作品でついに出来るようになった。それを一度試して欲しい作品。
ポリゴンのキャラは出来が良く、全体的に可愛らしいです。
気に入ったのがボス戦。蒼龍などの巨大モンスターの攻撃は迫力あり、
敵主要人物とのバトルがかっこいい(特に妲己の闘い方が好き)。
雑魚も「ゆっくり動く一つ眼の死人兵」なんかは不気味さが出てます。
攻撃しても仰け反らないので戦い辛く、沢山出てくるとうんざりしますが。
逆に、良くない点を挙げると簡単なのが残念。
特に、ストーリーが「有って無いような物」なので、やり込み度の低さは最大の欠点だと思う。
オリジナルと思われるキャラクターもおり、春雷という敵が好き。
台詞中に何度も「聞仲」の名前が出てくるのが、乙女チック(笑)で可愛い。
が!肝心の受王というラスボスのキャラが一番ぱっとしなかったです。
始めは「何を考えているのか分らない無口で不気味なガキ」とどこかで紹介されていたのを読んだ通りの印象だったのですが、
変身(?)して、何故か筋肉隆々な武闘派になった後は、
単純な「冷酷で好戦的な性格」になり、陳腐な言動に萎えました。
変に謎を持たせず、初めからそういうキャラなら良かったんですが。
やってみれば分りますが、ラストバトルもボス戦では一番つまらないです。
マジカル封神を持っている人には、☆一つ足して良いでしょう。
宝具を全部集めるまで楽しめるかは、人によると思います。
ちなみに僕は、定価よりも大分安値で買ったおかげも有り「損した感」はありませんでした。
纏めると「一通りプレイする分にはそこそこだけど、やりこむ楽しみは少なく、長くは楽しめない」といったところです。
ゲームの内容ですが、極めて単純。敵をバッサバッサと斬っていけばいいのですが、ここで重要になるのが仙術です。
仙術を上手く使いこなさないとクリアはかなり厳しいです。接近戦では斬り斬り撃仙術、遠距離では導仙術、敵が群がってきたときには破仙術、敵が多すぎてどうにもならない時には神剣乱舞と使い分けが重要になります。バランスよく使っていかないと後半使える仙術が制限されるので苦しくなります。
宝貝(仙術の基になるアイテム)はこのゲームにおいて大変重要な要素となりますのでこれを無視して遊んでいても面白い訳ありません。
使えるキャラはシガ、ナタ、レイラン、タイコウボウの4人。それぞれ違ったストーリー(イベント)が展開されるのでわりと長い時間楽しめると思います。宝貝を集めていろんな仙術の組み合わせを楽しむの面白いですね。
さてボスキャラですが、でかいっうるさいってのからどこにいるんだ~って探し回らないといけないものまで様々です。ここで秀逸だと思わされたのがCスティックでの視点変更です。滑らかに自在に視点を変えることができるので春雷?や受王など動き回って凶悪な攻撃をしかけてくるキャラの追跡にかなり使えました。
絵、音に関してですが特にこれといって良い点悪い点は見当たりませんでした。(というか見分ける能力は私にはありません。)
ただよかったのがヴォイスキャスト。レイラン、トウセンギョク?、ライシンシにめちゃ萌えました。
三国無双やゼルダの戦闘場面が好きな人は楽しめると思います。是非プレイしてみてください。
ただ、GBA(マジカル封神)との通信でしか手に入らない
パオペエ(武器)があるのは、残念です。