いまひとつ、力造ＧＭの評価が低いように思います。
かつて、ＰＣ達を“いびって”笑いを取っていた
（そして、それを標準のスタイルとして、世の中に定着させてしまった）
歴代のＧＭたちよりはずっと好感が持てるのですが。

「ＰＣをいびらないと、笑いが取れない」
→「笑いをとるためなら、ＰＣをいびっていい」
→「笑いなんか取れてないけど、ＰＣをいびっていい」
という流れに嵌らずにすんだのは、
“倒し甲斐のあるＧＭ”力造氏の個性がなせる業でしょう。

しかしながら、今回の見所はＧＭの個性にあらず。
ＰＣたちの、爆笑もののやりとりが展開されています。
力造ＧＭが霞んでしまうほどの、ＰＣたちの個性には脱帽です。

次巻も期待大ですね。

最近多い「ノリが良い」リプレイでした。
ストーリー、設定は作り込まれていると思いましたが、キャラクターに厚みが感じられないのが残念。
プレイの楽しさを伝えるという目的は果たしているのかもしれませんが、
内輪ノリ的な部分について行けないと感じるのは年のせいなのか・・・
古典的なヒロイックなリプレイを読みたいと思う今日この頃です。