コミックを読み続けているので、思わず買ってしまいました。
コミック先行で読む小説は、正直あまり好きではなかったのですが、
これは結構はまりました。
読み終わってから、またコミックを読み返したほどです(^_^;)

まず、ストーリーがコミックの６巻の１６２ページの１コマ目と２コマ目の間の入る
オリジナルストーリー（著者・あとがきより）ということで、コミックの流れや世界観
主人公たちのイメージがブレていません。
また、コマ間の話なのに、深すぎるぞっ！と突っ込みたくなるほど恋（濃い）話！

話が、登場人物それぞれの立場から書かれているところも読みやすさの一つで、個々の
気持ちがよく解ります。今回、天狗一族に対抗する輩は、「鬼」。
私はこの手の、『妖』物の話が好きなので、本編を知らずとも妖好きにはたまりません。
原作にプラス的に妖の説明が細やかに掘り下げて書かれてあるので、さくさくと
読めました。

気軽に『妖もの』を読んでみたいという方には、手に取りやすい作品ではないかと思います。
もちろん、「black　bird」好きにもたまらないですよ。
匡の魅力全開です（*^_^*）