The Cold Moon: A Lincoln Rhyme Novel
価格: ¥4,866
リンカーン・ライム・シリーズの手に汗握る新作。ナンバー1ベストセラーの著者が贈るリンカーンとアメリアの最高級のサスペンスの旅だ。
コールド・ムーン――太陰暦の12月――の満月の夜だった。ロウアー・マンハッタンで若い男性が死体となって発見される。当初は自らをウォッチメイカー、時計職人と呼ぶ連続殺人犯の犠牲者だと思われた。この殺人犯は時間に妄想概念を抱いており、正確に時計に合わせて殺人をおこなう計画に駆り立てられていた。犠牲者は時間をかけて息絶えるように殺害されている。時計がチクタクと鳴る不吉な音――それがこの世で耳にする最後の音だった。
リンカーン・ライムとアメリア・サックス、そして仲間たちはこの事件を担当せざるを得なくなり、ウォッチメイカーとその協力者のヴィンセント・レイノルズを止めることになる。レイノルズは胸の悪くなるような人物で、女性の犠牲者たちに特別な関心を抱いている。
アメリアはウォッチメイカーの犯行現場でリンカーンの目や耳となるだけでなく、初めて責任者として別の殺人事件の捜査にもあたっているところだ。アメリアは刑事として手を緩めずに、妻子を残して殺害されたビジネスマンの事件の犯人を追っていく。これが連鎖反応を起こし、多くの人の命だけでなくリンカーンとアメリアの将来をも危険にさらす人々と出来事につながっていくのだった。