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Jonathan Strange & Mr. Norrell

価格: ¥1,017
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Tor Books
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面白かったー!お話を堪能! ★★★★★
読むかどうか迷ってたのですが、この21版を立ち読みして即購入。800gもあったけど、続きが
読みたくて持ち歩き(幸いバラバラになりもせず)、読み終わってからの3日間、余韻に浸って
他の本を手にとる気になりませんでした。
《踏み切ったポイント》
(1)巻頭のAudrey Niffenegger("The Time Traveler's Wife)の巧みなIntroduction
(2)巻末の作者インタビューの「今週のトップ10」
==>チェスタトンとかクレストマンシーとかアラン・ムーアとか)
(3)ヒューゴと世界幻想文学大賞を受賞している
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1006頁にわたって語られる2人の魔術師の物語を、架空の"English Magic"の歴史を、巧みに
織り込まれた史実を、時に本文よりも熱いマニアックな(実際は架空のトピックの)注釈を、ただただ楽しみました。恩田陸さんあたりがこんな話書いてくれないかなー。「ネクロポリス」より長い、大嘘つき・大風呂敷・大長編。
 19世紀・エドワード朝やナポレオンに興味がなくても大丈夫でした。わざと古めかしい英語を使ってたりしますが、読みにくくはなかったです。
 ヨークの大聖堂とニューキャッスルに行ってみたくなりました(楽しく騙されている)。   
ハリーポッターでは物足りない大人に。 ★★★★★
800項あまりの長編に加え、19世紀初頭という時代設定に合わせた文体が手に取るのを躊躇させますが、史実が如くに語られる魔法使いの歴史とその膨大な脚注が登場人物達の存在に厚みを与え、ナポレオンやウォータールーの戦いなど歴史的事実を背景にするなど、飽きさせない展開に難なく読み終えました。物語は3編に分けられ、始めの2編で登場人物や状況が丁寧に描かれ、最後には息もつかせぬ結末へと導かれます。始めの2編が長過ぎるとの向きもありますが全体的に無駄がなく、またこの作品が著者の処女作であることを鑑みると大変しっかりした構成に驚かされます。題材が「イギリスの魔法使い」という事でハリーポッターと比較され易いかもしれませんが、魔法そのものよりむしろ妖精などの民間伝承や歴史に重点が置かれ、ハリーポッターのような判り易い子供向けの勧善懲悪もありません。ファンタジーが好きな人は勿論、歴史上実在の人物も登場するので、ある程度英文学に親しんだ人あるいは歴史好きな人にもお薦めです。