「谷山浩子プロデュース」に惹かれて買った物。１～４は普通の歌謡曲だ。５～７はポップな曲だが、あきらかに（シングル版の）谷山色が出ていて面白い。シンプルな曲からデジポップまでバラエティ豊かな内容になっている。
この歌い手は何者なのか知らなかったのだが、アニメ声優だった。いい声だと思うが、いわゆるアニメ声が苦手な人には向かない歌声かもしれない。ただ、私自身黙って聴かされたらアニメ声優だとは解らなかったと思う。

声優としても活動する岩男潤子のサードアルバム。敬愛する谷山浩子を迎えて、充実した一枚となった。前二作と比べて、歌詞もより等身大に近づき、歌唱法も、聞き手により親密感を与える温かみに溢れている。歌手としてのアイデンティティを確立した一枚。