完成度の高い教則
★★★★★
バークリー時代にVinnie・ColaiutaやSteve・Smithが使っていた教則本です。Patternsシリーズの中でもこれが一番使える教本だと思います。中には日本の教本のレベルからするといきなりぶっ飛んでいる本もあるので(笑)
構成としては3部構成で、まずロックやファンク系のビートの練習です。特にキックのパターンは全パターンを網羅しているので長く基礎練に使えます。次はジャズ系のビートの練習で、レガートしながらフィルを入れていくオーソドックスなものですが、スネアとキック、あるいはハットがユニゾンするパターンもあって中々難しいパターンがあります。最後はリニアフレージングの練習で、ここで紹介しているコンセプトはかなり使えます!!パターン作りには勿論ですが、ソロプレイをする時に重宝します。いくつかの音型で数学的にパターンを作るのですが、各パターンの手足の割合を変えて当てはめるだけで教本よりさらに多彩なフレーズが作れます(しかも3や5などのまとまりに区切れば規則的なパターンなので練習すればアドリブで叩けますし)。それでいてお客さんにはかなり複雑に聞こえるとゆう(笑)
自信を持ってオススメします。洋書ですが、日本の教本30冊より価値のある1冊ですよ。英語苦手でも譜面主体なのであまり問題ないと思います。