美しく装丁された本書は、美術史家のヘイデン・ヘレラがその驚くべきメキシコの画家フリーダ・カーロにより描かれた数々の絵画やスケッチをまとめ、カーロの人生が絵に与えた影響や作品の意味について解説した1冊である。80を超えるフルカラーの絵画作品のほか、モノクロ作品、線画などが収められている。本書には、「Self-Portrai as a Tehuana」「Without Hope」「The Dream」「The Little Deer」「Diego and I」「Henry Ford Hospital」「My Birth」「My Nurse and I」など、有名・無名を問わずさまざまな作品が含まれている。このほかにも、フリーダ・カーロの人生の紆余曲折を理解するのに役立つ、彼女自身と彼女の世界を写した記録写真が紹介されている。