"The shop on Blossom Street","A Good Yarn", "Back on --", "Susannah's Garden", "Twenty Wishes",　"Summer on --", とそれぞれに味わいがあります。

英会話で一緒になった、おっとりした感じの女性に、お風呂の中で１章ずつ読むのにいいですよ、と薦められて買いました。手に取ってみると、字がぎっしり詰まっている印象だったので、最初は辞書がいるだろうな、私にはお風呂の中でだけでは読めないかも知れないなと思ってゆっくり読むつもりで読み始めたのですが、つらつらと読み進むうちに結局は実質３日くらいで読み終えてしまいました。
登場人物は年齢や性格、バックグラウンドの異なる4人の女性が出てきて、お互いに影響を受けながら少しづつ良い方向に変化していきます。全体の雰囲気としては、編み物教室を中心にどちらかというと古典的というか、コンサバな価値観が漂っていることは否めませんが、結婚・出産・将来の夢・友情など、女性ならではの悩みや出来事が次々と編み込まれていて、日だまりのような印象のある一冊です。

探していたのは小説ではなかったのですが、毛糸屋さんが舞台とのことで興味をそそられました。
女4人の友情物語からはメロドラマが連想されて、編み物自体が描かれているのかどうかはあまり期待しないで注文しました。
前書きで、著者は本当の編み物好きと分かり期待度アップ。
巻頭のベイビーアフガンの編み方掲載に、更にアップ。
本文では、お店のオーナーがガセットを編んでいたり、ソックヤーンについて熱弁をふるったり。
入荷した糸について描写しているシーン、お約束の「貴重な時間と努力を費やすのだから良い糸を使いましょう」というアドバイス、「一玉5ドル！？」と愕然とする編み物初心者さん。
さりげなく織り込まれている編み物関連エピソードが楽しく、登場人物はそれぞれ人間臭くてちょっとずつ共感を覚えます。
これからどうなるの？とすごくワクワクするというほどではないですが、読み易いお話です。

子供向けの本では、ちょっと頼りなくて読書意欲を掻き立てられない・・・でも英語の勉強の為にペーパーバックを読みたいということで、検索していたらこの本の人気が高くて衝動買いしてしまいました。読みやすくて生きた英語表現も一杯あり、ストーリーもグイグイと惹きつけられました。年代は様々ですがそれぞれの女性の生き方に感じるものがあり衝動買いして良かったと思える一冊でした。結末は、ちょっと水戸黄門的というか、アメリカ的なハッピーエンドですのでちょっと物足りないかもしれませんが途中のそれぞれの女性の生き方や心理描写はうまいと思います。

4人のあまり共通点のなさそうな人間がうまく絡み合って
仲良くなっていく過程が面白かったです。
そんなにうまくいく訳ないだろ。。。とか思いながら、
最初は読み進んでいたのですが、いつの間にか惹きこまれた感じです。

評価が良かったので買ってみましたが、英語も理解し易く良かった。