「そんな風に泣いて、男が煽られないと思うのか」
　こおろぎ組存続のために大滝組若頭補佐・岩下周平に嫁入りした佐和紀。二ヶ月が経ち、目下の悩みは色事師同然の技を持つ周平との“アレ”で挿入まで行けないこと。身も心も初めて溺れた相手に素直になれない佐和紀の前に周平の情人が現れ、一方的にケンカを売られても気にはしなかったのだが……。
　そんな中、熱海への新婚旅行で改めてプロポーズを受け、久々の合体に満足したのもつかの間、また放置される日々が続く。悶々と悩むところへ再び現れた情人に「嫁としてもつまらないから僕としてるんだ」と言われて、『情人とは手を切る』という約束を反故にされたことに傷つく佐和紀は、周平に食ってかかるが埒が明かず、佐和紀は暴れて屋敷を飛び出した。
　日頃から自分へのセクハラ発言を繰り返す、周平の兄貴分の岡崎と当てつけのためにホテルへ向かうが、エレベーターホールでは情人と並んだ周平がいて……。
　色事師ヤクザ（眼鏡）×美人チンピラ（眼鏡）の第二弾、新妻編。
　※本作品はイラスト入りです。

　※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは、いっさい関係ありません。
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