手軽に夜空を楽しめる天体望遠鏡 移動・組立・設定が簡単で、天体望遠鏡が初めての方にお勧め
■月のクレーターを見よう
地球で唯一の衛星「月」。私たちが一番身近に感じ簡単に探すことができ、古代から親しまれてきた。
その「月」を望遠鏡で見ると、普段見る姿と違って山や谷、クレーターなど起伏のとんだ地形に驚かさせる。
そんな月を手軽に楽しめが、新製品のケンコー スカイエクスプローラー SE-AT90M。
■組立簡単
従来の天体望遠鏡は、構造が複雑で組立が煩雑になり初心者には難しいものであった。
この天体望遠鏡は、「架台・鏡筒・ファインダー」という3つの大きな部品からでき、初心者に優しい構造になっている。また、観測に必要な最低限のパーツも標準セットし、買ってすぐに使え、楽しむことができる。
■使う場所を選ばない
天体望遠鏡は大きく重たいイメージがあると思う。しかし、この天体望遠鏡は非常にコンパクトで、持ち運びしやすいようになっている。
電源は、アルカリ単3乾電池(別売)を使用。様々なフィールドで使うことができる。
車内のキャンプ道具の空いたスペースに積み込み、キャンプの夜のひと時を星を見ながら過ごすというスタイルを是非お勧めしたい。
■簡単設定
この望遠鏡の大きな特徴として、自動追尾機能がある。
惑星や月・星などは、地球の自転に合わせて動いているのはご存じであろうか?
望遠鏡を覗いてみると、見ている天体が徐々に動き、視野内から外れてしまうことがある。
再度導入作業が必要になり、暗い場所での作業は思うように動かず、観測していた天体がどこにあるか分からなくなってしまうことが多い。
この自動追尾機能を使うと、視野内から外れてしまう天体を追いかけていくので、観測が非常に楽になる。
この設定は簡単で、
1.北に向ける
2.観測地の緯度を架台目盛に合わせる
3.2と3キーを一緒に押す
3ステップで、観測可能&設定完了。
■月を楽しんだら次へチャレンジ
月は満ちかけの状態によって、様々な表情をしてくれる。そんな月を楽しんだ後は、惑星にチャレンジしてみよう。
惑星とは、太陽の周りをまわっている天体で、主に楽しめるのは「水星・金星・火星・木星・土星」の5つだ。
これら惑星は星の中をゆくりと動き、観測する年や月によって、見える季節・時間・方角が異なってくる。星座早見盤のように天体の位置を簡単にわかる方法がないのが実情である。
しかし、現在ではインターネットや天文雑誌、天文シュミレーション(プラネタリウム)ソフトなどで簡単に調べることができる。
一見、惑星を探すのは難しそうだが、コツさえ覚えてしまえば簡単に探すことができる。惑星は、周囲のの天体に比べ大きく見え(普通の星は点にしか見えない)、大きいがゆえに大気の影響を受けずに、チカチカと瞬きがなく明るく見える。
惑星のうち、土星を見たときの感動は、言葉で言い表せないほどの美しさで、何回みても飽きないものである。
惑星の次は星雲・星団にチャレンジ。これらは、暗い天体で、肉眼で見るのは分かりづらいが、奥が深い分野なので、時間をかけて攻略していくことをお勧めする。
■さらに上の機能へ
天体観測以外にも、鏡筒を外し同梱のL字ブラケットを使用すれば、地上風景のクルージング撮影、別売のシャッターケーブルを使用すれば、一眼レフカメラによる定点撮影・パノラマ撮影が行え、昼夜問わず楽しめる多機能な天体望遠鏡である。