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サンクフル(期間限定)

価格: ¥2,205
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーミュージック
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   フォックス・テレビのコンテスト番組『American Idol』からデビューしたケリー・クラークソン。彼女が大勢の視聴者の見守る中で栄冠に輝いたのは、決してまぐれではなかった。クラークソンは、熟達したプロのようにオクターヴとジャンルを飛び越え、最盛期のパット・ベネターのような自信をもって「Low」を始めとするフックの効いたパワー・バラードやダイアン・ウォーレンが書いた「Some Kind of Miracle」を熱唱する。また、クラークソンは、ネオ・ゴスペル「Anytime」にも尻込みすることなく挑むかと思えば、クリスティーナ・アギエラと共同で書き下ろした「Miss Independent」では怒気をはらんだ声を聴かせ、ダーティーなストリート志向もうかがわせる。

   だが、曲名に使われているミス・インディペンデントという言葉は、クラークソンにはまるで似合わない。彼女がこのアルバム中、4つのチューンでソングライティングに関わっているにしても、だ。クラークソンは、レコード会社の要職にあるエグゼクティヴ・プロデューサー、クライブ・デイヴィスを意のままに動かせるうえ、彼女の背後では大勢のプロデューサーやソングライターが控え、創造面でのミスがないよう目を光らせているのだ。ヴォーカリストとしての抜群の才能にもかかわらず、過剰な磨き上げのために、『American Idol』でクラークソンが見せた気まぐれな魅力や個性が押しつぶされてしまっているところがある。(Jaan Uhelszki, Amazon.com)