禁じられた歌―ビクトル・ハラはなぜ死んだか
価格: ¥0
1973年9月、チリ、サンティアゴ。軍事クーデターのさなか、ひとりのフォルクローレ歌手が虐殺された。その名をビクトル・ハラという。
ビクトル・ハラは逮捕者を励まそうとして、スタジアムでギターを取り歌い始めた。軍人たちは怒って彼のギターを取り上げた。
彼は手拍子を歌い続け、殺された。
彼の歌に魅せられた著者が、死後40年を経て、いまもなお世界中で支持され、多くの音楽家に影響を与え続けているビクトルの音楽と、彼の生き方やその死の背後にあるものを、生前のビクトルと交渉のあった人々の肉声や現地取材を元に、鮮やかに浮かび上がらせる。
1991年初版、日本図書館協会選定図書作品を、待望のKindle化。