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松本清張あらかると

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 中央公論社
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松本清張あらかると ★★★★★
松本清張のファンで、小説家をめざす者にとっては、勉強になることばかり。小説家をめざさない人でも、松本清張ファンの人には、読み応えのある本である。私もこの本に紹介されている著書を全部読んでいるわけではないので、読んでない本を読んでみたくなる。著者が作家で、作家の目を通して見た松本清張像も、興味深い。また、編集者たちの目から見た松本清張を、編集者との対談を通して紹介しているのは、人間松本清張を知る上で、大いに参考になる。作者の知識の豊富さが、この本の魅力である。
松本清張の全貌を知る手がかりの書 ★★★★★
冒頭にあるように、本作は作者が〈松本清張小説セレクション〉全36卷の編集にあたって、その巻末にエッセー風の解説をつけたものを纏めたものです。従って、ここで語られている内容は、松本清張のほぼ全作品に及んでいます。
更に、36のエッセーがすべて違った切り口で書かれており、その内容は単に松本清張本人に限定されることなく、推理小説を書くこと、もっと言えば小説を書くことの本質まで迫っており、非常に興味深い作品になっています。その結果、松本清張の全貌を知る手がかりの書であると同時に、推理小説の解説書でもある訳です。

面白かったのは、かつて松本清張の担当だった姉妹と作者との対談で、ここには松本清張の知られざる「個人」が見えてきます。

女性の表現についてや、ユーモアの表現のない作品ばかりであることなど、言われてみれば、と言うことが沢山あって楽しく読むことが出来ました。