三国志 1巻
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吉川英治作品シリーズ第一弾として『三国志』を刊行! “稀代の碩学”渡部昇一氏(上智大学名誉教授)による豪華解説(書き下ろし)付き!
三国志 第一巻 桃園の巻
後漢末の3世紀、世はすでに朝廷の令は届かず、黄巾賊が人々への収奪を繰り返していた。
漢室の裔孫(えいそん)である劉備は、涿県楼桑村において母親と生活をともにしながら、「むしろ」を織り、売って暮らしていた。
そんな中、関羽、張飛は劉備の血筋を知り、その人格・識見に親しみ、劉備こそ盟主に万民を救わんとして、義兄弟の契りを交わす。
<目次>
序
黄巾賊
流行る童歌
白芙蓉
張飛卒
桑の家
橋畔風談
童学草舎
三花一瓶
義盟
転戦
檻車
秋風陣
十常侍
打風乱柳
岳南の佳人
故園
乱兆
舞刀飛首
螢の彷徨い
呂布
赤兎馬
春園走獣
白面郎「曹操」