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かぶく者(1) (モーニングKC)

価格: ¥550
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
歌舞伎好き ★★★★★
本物の歌舞伎が好きで、年に何回も観に行くのですが、こちらも楽しめました。
リアルかと言えばアレンジがきいているので100%そうではないし、それはないだろ〜と突っ込みを入れたくなるところもありますが、絵も構成も上手で引き込まれます。
歌舞伎を知らない人が読んで「歌舞伎ってこうなんだ〜」と思うのは違うかと思いますが、
作品として評価する点は多く、読んで損はないです。
実在する役者さんをモデルにしているであろうキャラクターが多数登場するので歌舞伎好きとしてはそういうところでも
にんまりできます。
かなりアレンジされていますが、それぞれの演目の流れはわかるので歌舞伎入門として読むのもありかと思います。
男版「ガラスの仮面」!? ★★★★★
友人に勧められて読んでみました。
まだ1巻しか読んでいないので、先のことはわかりませんが、
いまのところ男版「ガラスの仮面」って感じだなーという印象です。

芸以外はなんの取り柄もない天才VS.最高の家柄だけど努力人。
まさに北島マヤVS.姫川亜弓!?

歌舞伎に関する知識がないけれど、
歌舞伎の世界を素人にもわかるように描いているので、
読んでて難しいっていうことはないです。

とりあえず1巻がおもしろかったので、続きを読んでみようと思います!
大好きな漫画、 ★★★★★

今も連載続いていて、ずっと好きな漫画。
で、この1巻が、いま読み返しても面白く、刺激受けます。

僕は、現実の歌舞伎の世界についてはまるで無知。
そのおかげでか、この漫画をとても楽しむことが出来て、この『かぶく者』は今の漫画の中では五指に入るくらい好き。

既に好きになってしまってるから、こうやって書いたレビューは他のお客さん(特に実際の歌舞伎に通じている人)には参考にならないかもしれないけど、この漫画には、僕がいまでも漫画雑誌に手を伸ばす時に求めている大切なものがあります。
それは、驚かされること。
「んな、アホな!」と笑わせてくれること。
そして「美しい」ことです。

画は、基本的にとても巧いですが、あちこち、なんだか「巧過ぎたらつまらんなー」と思ってか、ワザと外している感じがして、それも好き。(そして肝心な場面、ここぞという場面の画はとてもカッコいい)

ストーリーというか進行は、良い意味でテレビドラマを思わせる上手さ、巧みさがある。
(テレビドラマ化しても、この漫画を超えるのはむずかしいだろうなあ、と思うけど)

ひとりひとりのキャラクターも魅力あります。(それぞれのキャラクターを「まだもう少し見たいなー」という腹八分目のあたりで寸止めされる感じがまた好き。「おい、もうひっこむんか?もうちょっと見せえや!」みたいな)

古典芸能の世界に生きる人々を描くというチャレンジであるがゆえ、「1巻が一番面白かった 惜しい漫画」になるリスクと背中合わせでしょうに、この『かぶく者』はその後もかぶきつづけて面白く、とても楽しみです。行けるとこまで行って欲しい!

漫画は漫画、
歴史の教科書でもなければ実用書でもないし、ましてやこの漫画を描いて(作って)いる人たちは決して歌舞伎の存続のための普及啓発活動のつもりで描いて(作って)いるのではないでしょう。この漫画を描いて(作って)いる人たちがやりたいのは、人を楽しませること、エンターテイメントでしょうし、最高のエンターテイメントって人間の姿や人間の願望を描くことでしょう。だから、この作品はこうなっている。それだけ。
歌舞伎が現実の世界の出来事 (色恋沙汰や刃傷沙汰) を材料に作品や舞台を創造したのであれば、漫画が歌舞伎の世界を材料に作品を創造するのもアリじゃないでしょうか。

漫画って、紙の上、人の心のなかで、現実とは違うことがやれるからこそ夢があり、でも現実の世界や時代との距離感や間合いは大切で、それを感じつつどこまで自由にやれるか、どこまでかぶけるか、そこが勝負。

負けるな、新九郎!行けるとこまで、行ってくれ!
それはずるい ★★☆☆☆
 歌舞伎を描いたということで期待したのですが。主人公は先輩役者や舞台に対する尊敬の念がなく、常に自分が一番。それならなんだって伝統芸能に飛び込んだのやら。
 主人公のすごさを表す表現も、そこにないものがあるように見える演技の一本槍で、もちろん漫画だからあるように見えるという表現に対して、本当にある状態を絵に描いてしまっています。それじゃ、あるように見えるよ(笑)、当たり前。ずるいというか、卑怯な表現でしょう。
 歌舞伎の型の美しさを描けばいいんです。歌舞伎という世界を説明しようと思ったら。
 この漫画では、歌舞伎の良さはわかりません。
 それに、実際の名題下の歌舞伎役者は、上演中居眠りできるほど暇じゃあありません。演劇というものは、役者だけで成り立つわけではないからです。歌舞伎はそこの部分が客にも見える数少ない演劇で、そういう良い部分が全然書かれていないのです。
 歌舞伎を知っている人には、つまらない漫画でした。
これは面白い! ★★★★★
斬新な題材や切り口で魅せる漫画が多いモーニング誌に新たな話題作が登場しました。
その単行本がこの度発売された訳ですが、その題材はなんと「歌舞伎」。

歌舞伎と言えば、日本を代表する文化の一つでありながら、我々現代日本人の多くにとって、身近でないのもまた事実。
そんな歌舞伎を題材にした漫画だけに、どういった展開で魅せるのかが大変興味深かったのですが、これがまた面白い!

駆け出しの役者である新九郎が、血筋と家柄を重んじる歌舞伎界において、その類い希なる才能と数奇な運命によって揉まれ、そして成長していく様が大まかなストーリーです。
第1話の導入部における、浮世絵風のタッチから徐々に従来のタッチにフェードしていく見せ方がまず面白いですね。
そして、ここぞという見せ場で登場する水墨画風の見開き絵がまた見事。
歌舞伎という物を名前くらいしか知らなかった私ですが、気が付いたら何の違和感もなく読みふけっていました。

どこか剽げた感じの漂う主人公・新九郎をはじめ、厳しいけど弟子想いで憎めない師匠や、名門の家柄故に重圧に苦しむライバルなど、実に魅力的なキャラがたくさん登場します。
時折歌舞伎に関する解説もあったりしてなかなか興味深いです。

題材故に身構えてしまうことなく、まずは読んでみて欲しいオススメの一冊です。