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ドクター アロースミス (地球人ライブラリー)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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「悪徳」製薬会社との戦い ★★★★★
医者や製薬会社は本来、患者を助けるべき職業や企業である。ところが、金に目
がくらんで暴利を追及する余り、医者と製薬会社が結託して、副作用の強い薬や
余り効き目のない(いかがわしい)薬を開発、販売、患者に押し売するケースが
しばしば世界のどこでも見られる。この名作の主人公「マーチン・アロースミス博
士」は、そのような悪徳製薬会社と医者や病院の結託に対して、患者たちの側に
立って戦う若い細菌学者、医者の一人である。物語の舞台は、今から80年近く
昔、ちょうど野口英世がロックフェラー研究所で梅毒菌に関する研究をしていた
頃であり、モデルになっているのは、この研究所にいたある細菌学者である(野
口英世自身ではなさそう!)。 実は、この小説は著者「シンクレア・ルイス」
と細菌学者「ポール・ド・クライフ」との合作である。後者は翌年に出版された
ベストセラー「微生物の狩人」(1926年)の著者で、作家になる以前、ロッ
クフェラー研究所で細菌の研究をしていた。だから、この小説には臨場感があり
溢れている。結局、主人公は過疎地の医者になる決心をする。目下欧米で放映中
の英国製人気テレビドラマ「ドック マーチン」(主人公は、過疎地の風変わり
な開業医)のタイトルは、どうやらこの古典小説からヒントを得えたようだ。 
もう1つ面白いのは、この小説に端役で登場する人物のモデルになった有名な学
者である。ロックフェラー研究所 のペイトン・ラウスという癌ウイルス学者。彼
は1911年に最初の癌ウイルスを発見したが、それが世界的に認められてノー
ベル賞をもらうようになったのは、なんと半世紀も後のことだ。小説が書かれた1
925年当時には、彼の業績に対する学界の評価はかなり低く、小説でもそれが
反映されてか、ぱっとしない人物に描かれているのは、同業の癌学者である私に
は、とても残念に思われる。。。
全訳ではなく抄訳です ★☆☆☆☆
原著は、アメリカの医学・生物会で広く読まれている名著です。著者はノーベル賞を受賞しています。本書はその訳本ですが、原著の半分ほどに短縮されており、全訳ではありません。本のあらすじが知りたいという人にはいいでしょう。全訳の出版を望みます。
マーティンは野口英世? ★★★★★
マーティン・アロースミスは子供のころから医学を目指し大学の医学部へと進む。そして、大学で知ったゴットリーブという教授の感化でやがて細菌学へと導かれることになる。そこで、ひたむきに科学の道を邁進しているゴットリーブは同僚の教授や学生からはみ出しもののように見られていた。その運命はやがてマーティン自身にも重なってくる。しかし、彼らの純粋な気持ちは様々な災難に見舞われる。マーティンの人生は、私には野口英世の人生と重なって見える。ルイスは20世紀前半の医学会の内幕を皮肉な機微が光る文章で鮮やかに描き出した。これはもしかしたら今の日本にも当てはまるのかもしれない。
マーティンは野口英世? ★★★★★
マーティン・アロースミスは子供のころから医学を目指し大学の医学部へと進む。そして、大学で知ったゴットリーブという教授の感化でやがて細菌学へと導かれることになる。そこで、ひたむきに科学の道を邁進しているゴットリーブは同僚の教授や学生からはみ出しもののように見られていた。その運命はやがてマーティン自身にも重なってくる。しかし、彼らの純粋な気持ちは様々な災難に見舞われる。マーティンの人生は、私には野口英世の人生と重なって見える。ルイスは20世紀前半の医学会の内幕を皮肉な機微が光る文章で鮮やかに描き出した。これはもしかしたら今の日本にも当てはまるのかもしれない。
マーティンは野口英世? ★★★★★
マーティン・アロースミスは子供のころから医学を目指し大学の医学部へと進む。そして、大学で知ったゴットリーブという教授の感化でやがて細菌学へと導かれることになる。そこで、ひたむきに科学の道を邁進しているゴットリーブは同僚の教授や学生からはみ出しもののように見られていた。その運命はやがてマーティン自身にも重なってくる。しかし、彼らの純粋な気持ちは様々な災難に見舞われる。マーティンの人生は、私には野口英世の人生と重なって見える。ルイスは20世紀前半の医学会の内幕を皮肉な機微が光る文章で鮮やかに描き出した。これはもしかしたら今の日本にも当てはまるのかもしれない。