ただただ鮮やかな色彩を楽しむだけでも満足です。
★★★★★
さすがエリック・カールさん。鮮やかな色使いが素晴らしいです。ただただ鮮やかな色彩を楽しむだけでも満足です。他の方がより分かり易く紹介されていますが、ページが上下に真ん中で分かれていて、上の色と下の絵を合わせて遊ぶことが出来るのですが、そんな高度なことが出来る前でも、ただページをめくるだけで楽しめると思います。絵本のページをただめくるのが楽しい時期から活躍します。
Great for young children
★★★★★
I bought this book for my Japanese niece who loves english. She is three and she loved it. The fact that the book is split with drawings and colors moving independently makes it extra interesting, it makes different types of games possible.
色合わせゲーム?!
★★★★☆
表紙をめくると、上段、下段と2段に別れていて、上段には色と色の名前、
そして下段には、とてもカラフルなかわいい絵が書かれています。
上段に出てきた色の入った絵(食べ物だったり、お花だったり)を下段から、
ページをぺらぺらとめくりながら探します。
目で見て色を合わせるので、色の名前を知らなくても大丈夫!
そのうちにお母さんの語りかけから、色の名前や、物の名前を覚えて行くでしょう。
キレイな色使いの簡潔な絵、そして上下2段に別れてめくることが出来る楽しさ。
きっと興味を持って遊んでくれることでしょう。
エリック・カールはポスト・モダン!?
★★★★★
エリック・カールは「はらぺこあおむし」等のカラフルな絵本で有名です。平筆で描いたような水彩画のように見えますが、実は貼り絵です。
作成方法は、先ず、ある色調の色の絵の具を紙に筆で塗ります。その時、単色ではなく、複数の色を塗り重ねます。しかも一様ではなく、筆のかすれ等の筆跡、いわゆるブラッシュ・ストロークを生かしながら塗ります。この要領で複数の色調のものを作っておき、次に、それをそれぞれの形に切り取って、貼り付けて絵を作っていきます。
単色ではなく複数の色を塗り重ねるのは、実はルノアール等の印象派のテクニックです。複数の色を組み合わせることによって、離れて見ると単色よりも鮮やかに見えます。いわゆるスーラの点描画のテクニックの延長です。これにブラッシュ・ストロークを加えればいわゆる印象派となります。
エリック・カールは意識してこれを行っているようです。つまり、印象派の色彩のテクスチャーをパーツとして作成し、それを組み合わせて作品を作っていることになります。これは、過去の様式のモチーフをデフォルメして、それを組み合わせて、新たな作品を作り出すポスト・モダンの技法です。