投信の長期運用の指針となる具体的な手引き書
★★★★☆
投資信託は安全商品ではない。
しかしながら銀行や証券会社の広告やキャンペーンの誘惑に惑わされそうになる。いったいどんな投資信託商品を選べばよいのか?資産をどのように分配すればリスクを押さえられるのか、といった疑問の参考になる一冊。
自分の資産について、国内株式型、外国株式型、国内債券型、外国債券型の4つのタイプに分散、またはバランス型の投資信託商品を選択するプロセスについて具体的に紹介している。
投資信託の商品選択についてはモーニングスターのサイトにあるファンド検索を使用しているが、現在のファンド検索機能は、本書出版時点(2006年3月)と比べ、DC・SMAファンドが除外できるなど、機能が良くなっているようだ。
モーニングスターの取扱説明書です。
★★★☆☆
本書は投資ファンド評価機関「モーニングスター」
の取り扱い説明書です。
モーニングスターを使って、
投資ファンド選びをされる方はぜひ読むべきだと思います。
また前半部分では初心者にわかりやすく
そもそも投資信託は?というところから
説明されていますので、
優良投資ファンド選びの基礎となる部分も
学ぶことができます。
ただ、前半部分で基礎を学んだ方々が
さっそく非常に広範囲に及ぶ検索機関であるモーニングスターを使って
ファンド選びをするかは疑問。
モーニングスターを使わないなら
類書である「投資信託にだまされるな」の方が
初心者にはオススメだと思います。
投資信託の初めの一歩
★★★★☆
投信に関する情報はいろんなところで目にすることができるが、その内容はどうも虚構に満ちているというか、あまり本質を突いていないようなものが多いと思う。よく言われるのが
1.投信はプロに任せておけるので安心である
2.投信は分散投資効果があるので、低リスクである
3.毎月分配型は、お小遣い感覚でリターンがもらえるのでお得である
という話。一見すると最もらしいことに聞こえるが、本質は違う所にある。その辺をこの本は分かりやすく解説してくれている。
今はインターネットさえつながれば、誰でも様々な投信についての情報を得ることができる。但し、うまい話には必ず裏がある。投資を始めるなら、まずはその裏にあるリスクをしっかり見極めることが重要である。その為にも、まずはこの本から勉強することが大切だと思う。
投資信託の勉強が終わってから
★★★★☆
まず、この本を読む前に投資信託とは何ぞや、金融に関する基本的な知識を
別の本で勉強してからの方が良いです。これらの事は内容が薄く省略されています。
投資信託の勉強をして、どういうものかは分かったが、「さてどの投資信託を買おうかな」
という段階になって、この本が必要になります。
このような本は他にありそうですが、ほとんどありません。
星が1つ足りないのは、自社サイトの宣伝が強く感じられる点です。
「Yahoo公式本」のような自社サイトを利用して探すといった前提に立っている点が、
読んでから初めて気づき、誤解する人もいるだろうという点です。
でも、役立つ本です。
初心者向けの本
★★★☆☆
初心者向けの本です。よくまとめられていると思います。
ただ、海外投資信託の選択で、総資産を10億円にしてみたりするところに疑問が残ります。
あまり小さすぎると、採算に合わず、運用中止になる可能性があります。
それと、日本株・日本債権の比率が高いのは、どの本も一緒ですが、海外と比較してリターンの足を引っ張るのを解説してほしかったです。