Impress Watch運営の“個人メディア”サービス「MAGon」でお届けする「西田宗千佳のRandom Analysis」
第24号は「プラットフォーム」について。「現在のビジネスの成否はプラットフォームにある」とよく言われる。だが、その成否がどのように決まるかはわかりにくい。今回は「Palm」を研究対象にプラットフォームの成否の決定要件を考察する。
1992年に設立され、一時は「マイクロソフトを越える」とまで言われたものの、その後急速に縮小、現在はすべてのビジネスが終了し、HPの一部門としてわずかに痕跡をとどめるのみのPalm。そこには、プラットフォーム論を考える上で、色々と示唆に富む情報があるはずである。
【目次】
01.プラットフォームはどうやって「死ぬ」のか。Palmを題材に温故知新
02.「ハード」と「ソフト」「コンテンツ」の非対称性