プレイヤーは不思議な本屋さんにやってきたお客となり、店主と話すことで絵本ができていく。俳優の藤村俊二さんが店主を演じ、実写のムービーによってプレイヤーに語りかけてくる。実写映像による実世界が、パステル調のグラフィックによる絵本の世界との区別を見事に演出。ゲームは、あるテーマを基に物語が進み、途中で言葉を入力したり、接続詞を選んだりすることでシナリオ自体がドラスティックに変わっていく。絵本に載せるさし絵も選ぶことができ、そのさし絵が人間だった場合は名前をつけることもできる。プレイヤー自身や知人を物語に登場させることも可能だ。絵本は簡単に作ることができるので、自分の満足のいくまで何度でも作り変えることも可能だ。
比較的やさしい言葉が豊富に用意されているので、小学生低学年でも十分に楽しめると思う。ぜひ親子で遊んでいただききたい作品だ。(岡田幸司)
水彩画のような淡い挿絵。
普段のホケピの生活生活などで絵本ができあがっていきます。
ただ、せっかちな人はこのゲームに向いてないと思います。
時々、思い出したようにやるのが良いかもしてません。
入力した自分の日常が、クレヨンで描いたような絵のアニメーション、音とともに命を持って動き出し、感動と安らぎを感じずに入られません。
また、いままでのどこいつシリーズのようにトロたちと会話はできませんが、自分を絵にして登場させてトロ達と「実際にやりとりする姿」を見られるので、こちらの方がトロを身近に感じられました。
恋人と一緒にやって仲直りするもよし、既知の言葉が自分の枠組みの中を超えて活躍するのに哲学したり感性を磨かれるのもよし、張り詰めた日常に疲れた心を癒されるも良し。ぜったい、気持ちがほわん、となるゲーム。どこいつファンでなくとも、必ず楽しめます。おすすめです!
言葉を当てはめていく作業は意外と楽しく、新しいタイプのどこいつという感じがしました。自分だけの絵本ができるのはかなり魅力的です。
パステルタッチで書かれたキャラもとてもかわいい。
話もどこでもいっしょのイメージに合ったほのぼのとしたものが多く、音楽も話々に合った素敵な曲が流れるので、かなり楽しむ事ができました。友達とデータの交換ができてお互いの本を見せ合う事ができるのも面白いです。
一回!のプレイ時間も短くても遊べるので、ちょこっと遊ぶのにもいいかも。
あと、一年でその日にしか見れない特別な絵本がかなりの数あるのも、見れたらちょっと得をしたような気分になれるのでいいと思いました。
改善してほしい点は、ゲーム開始時と終了時のおじいさんのムービー。あれは省略できても良かったような気が。それと、今のままでも充分楽しいけれど、絵本の中にもっと自由に自分の言葉を入れられても良かったような気がします。あと絵本自体の文字も少し小さいかな。近眼の私には少し辛かったので、オプションで文字のサイズを変更できれば嬉しかったです。そして一番の難点は、一杯本を作ると、キャラ違いの同じ内容の本ばかり出続けるようになってしまう事。そこが飽きを誘っているようで惜しいと思いました。
丁寧に作りこまれていて、個人的には好感が持てるゲームです。
せめて単語入力くらいは「しりとり」でできれば救いもあるのですが、ヒタスラ単語を入力して分類するだけになってしまいました。
変な間のある実写ムービーは「トロと休日」そのままで、メディアをDVDにした意義がどこにあるのかは疑問です。
わたしなえほん というタイトル通り、「流れ星」や「たこあげ」など、
色々な -お話- を綴っていくかたちでゲームが進行してゆきます。
言葉を選ぶだけでなく、好きな言葉を入力したり、
それがどのように物語に反映されていくのか、とっても楽しみです。
トロといっしょに自分だけの絵本を作ろう。