パンクというかメロコアみたいな1.Better Chordsから続く2.Individually Twistedはイントロのテクニカルなフレーズが耳に残り、ギターソロも珍しくPaulらしく弾きまくってます。
Spice Girlsのカバー6.2 Become 1はPaulが好きそうなポップソングで、ギターソロはPaul流の泣きのフレーズがとてもカッコいいです。
9.Let The Computer DecideはRacer Xでのアルバムに収録されてそうなインスト曲。
11.Dreamed VictoriaはPaulのポップセンスが上手く表現された1曲。
12.Six Billion Peopleは、あれPaulってこういうギター弾くの?と感じるフュージョン風のプレイが聴けます。
ホント様々な曲調の曲が収録されてますが、メロディは一貫してポップです。
Tr2ではジンジャー(ワイルドハーツ)、Tr5ではジミーペイジへの
オマージュとも思える遊び心が垣間見え、Tr12ではジャジーな展開
にため息が。
なかでも圧巻なのはインストのTr9。言葉を失いました。
スパイスガールズの名曲をカバーしたTr6では、個人的には、LIVE
で披露したと言う中間ソロ部をツェッペリンの『天国への階段』ソ
ロバージョンで聴いてみたいです。
と、散々ギターパートばかりを評価してますが、POPなメロディー
と、何より気持ちの良いコーラスワークがポールの持ち味ではない
でしょうか?そういう意味ではTr3やTr8なんて最高です。
結局このアルバムは、どの曲もオススメですね。
アルバム後半にもメロウなラヴソングあり、ヘヴィなインストあり、ボサノバ風あり、叔父さんのジミ・キッドとのギターバトルも楽しいThe Ballad Of The Last Lionsなど、どの曲聴いてもハズレなし!
これ聴かないなんて、もったいないよ!