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Being Logical: A Guide to Good Thinking

価格: ¥1,290
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Random House Trade Paperbacks
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わかりやすい論理の入門書 ★★★★★
これまで日本語で書かれた論理の本は何冊か読んできたが、英語で書かれているということを除いても、論理の基本を項目にわけてひとつひとつ丁寧に、しかし、これほどまでにかみくだいてわかりやすく説明している入門書はないんじゃないかと思った。日本語で書かれた論理の本では何か物足りない気がして、英語で書かれたLogic関係の本はないかと探していたところこの本に出会った。
論理の目的は真実(truth)にたどり着くためにある、ということからこの本は始まり、それにたどり着くための、演繹法、帰納法、そして三段論法とそれらのポイントの説明が続き、最後には、論理的に議論を行う際に間違いに陥りやすい注意点(偏見、曖昧さ、仮定の誤りなど)などを取り上げている。三段論法や論理上の誤りを説明する際に例として使用されている文は、抽象的な文ではなく、日常的で具体的な事柄を題材をベースにした文で説明されており理解しやすい。
本のボリュームも160ページでそれほど多くなく、しかも英語は高校3年の英語レベルがあればあまり辞書を引かずに読み通すことができると思う。論理の本だけあってか無駄のない簡潔な英文で書かれている。個人的にも取っておきたい本と思った。米amazonサイトでもBestsellers in Logic & Languageで上位に出て来ている本。
言葉と現実との対応を正確に捉えることの大切さ ★★★★★
本書を読んで最も有益だったのは、言葉と現実との対応を常に意識することの大切が分かったたことである。例えば、「彼ってすごく眼鏡が似合っててかっこいいの!!」とあなたの女友達から、あなたの知らない男性について話を聞いたとしよう。この時あなたは、「眼鏡が似合ってて」という言葉を聞いたときに、今風のおしゃれ眼鏡を思い浮かべるかもしれないが、実は彼女が言及している眼鏡は、牛乳瓶の底の様に分厚くて、度がどきつい、ノスタルジーを感じさせるような眼鏡かもしれない(笑)こうした場合、同じ「眼鏡」という言葉が名目上、あなたと彼女の間で共有されていたとしても、その現実的な対応物は実質上、全く異なる。このような恋愛談義においては、そのようなことから生じる不利益は皆無に等しいかもしれないが、言葉というものは現実との対応関係を持ち、それを操るときには現実との対応を常に意識しないと、自分の思考を伝達したり、他者の思考を理解するうえで大いなる支障をきたしかねないことは容易に想像がつくであろう。是非お勧めです☆☆