池田小児童惨殺犯・宅間守の父と語った100時間―新潮45 eBooklet 事件編6
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あれの母親が妊娠したのに気付いたとき暗い顔で言うのよ。「あかんわ、これ、おろしたいねん私。あかんねん絶対」――。2001年6月8日、事件は起きた。大阪教育大学付属池田小学校に刃物を持った男が乱入、児童8人が死亡、教師を含む15人が重軽傷を負った。犯人の名は宅間守。気鋭の写真家今枝弘一が、宅間の生家を訪ね、父親との100時間を超える対話を糸口に事件の深層に迫った。“怪物”はなぜ生まれたのか? 衝撃の証言とは。