○経済学のロジックを政治学・歴史社会学に無批判に持ち込むことは許されるのか?
○経路依存を強調することは「just so」史観、決定論ではないのか?
○仮説構築・検証にあたって短期的・可視的・表面的な因果関係ばかりを追うことは、社会科学のポテンシャルを低めることにならないか?
といった問題を扱っている。
リサーチデザインに直結するかといえば微妙なところだが、Kathy Thelenの評するとおり、"agenda-setting work"といえる。必読。