アメリカ信託法を歴史を含め、受益者と受託者における主要項目をアメリカ統一信託法典における解釈を紹介している。主要項目を網羅しているだけに、広く浅く勉強するためにはとてもよい本だと思う。

また、各章でそれぞれの関連法律にも詳しく触れているので、さらに興味を深めたい場合には非常に役に立つと思う。判例もふんだんに盛り込まれているところも非常にありがたい。
巻末に和訳の「統一信託法典」があるのはうれしい。また、原文もあるので、必要に応じて原文を見られるのは非常に便利である。