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いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植 (岩波ブックレット 782)

価格: ¥630
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 岩波書店
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改正臓器移植法―その意義と問題、そして私たちの決断 ★★★★★
本書は、小松美彦さん(東京海洋大、科学史)、

市野川容考さん(東大、医療社会学)

田中智彦さん(東京医科歯科大、政治哲学)らが編者となり、

現行の臓器移植法とその問題点を論じる著作です。


1 脳死を一律に人の死と定め、

2 家族の承諾による臓器提供と

3 ゼロ歳児までの臓器提供を認める新しい臓器移植法(いわゆるA案)


編者らは、その内容と改正に至るまでの経緯を紹介するとともに、

人文・社会科学、医学などの立場からどのような点が問題かを論じます


長期脳死者や脳死から回復した事例

児童虐待が絡む深い闇

多数派による先制への懸念など

どれも本当に痛切で心に残ったのですが、

とりわけ印象的だったのは、臓器を提供した遺族による手記です。


法、倫理、宗教、科学―それらの境界に位置し

理論的にも、感情的にも激しい対立があるこの問題を

多角的かつ平易に論じた本書。


新しい臓器移植法のもと、

臓器提供について個人が明確な意思決定を迫られるなか、

一つの参考にしていただきたい著作です。