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悪魔の用語辞典 これだけ知ればあなたも知識人

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: KKベストセラーズ
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「現代の現実」を見るために。(若干の哲学知識が必要) ★★★★☆
「悪魔の辞典」の現代版を目指しているだけに、現代的な用語の解説がメインとなっており、特に前半部分は非常に深淵な内容となっている。

「正義」「官僚」「税金」「資本主義」など、現代を覆うステレオタイプな概念の本質がよくわかる。

「正義の女神は目隠しをしており、力のある方が正義である」

「官僚が一般に対して責任を負わない、感じないのは選挙で選ばれていないからである」

「資本主義という言葉は、『支配者階級が生まれ、自由な市場での自由な競争が喪われた段階で生み出された』すなわち資本主義に自由な競争などない」

これらは確かに真実ではあるが、一般にはなかなか明らかにされない。

仕組み自体を変革することができるかどうかは別にして、枠組みがどのようになっているかの現実理解には非常に役立つ本。よく理解するためには、若干の哲学知識を必要とする。
正義の女神ユスティティアはなぜ目隠しをしているのか ★★★★☆
2009年12月25日リリース。これはおそらく副島隆彦氏のクリスマス・プレゼント、という意味なのだろう。アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』のポリシーに基づく『副島版悪魔の辞典』が本作である。衝撃の写真集『世界権力者人物図鑑』でもそうだったが、副島氏の最近のリリースは巨悪に対して『死を賭して』出版している感じで、本作もアンブローズ・ビアス同様、そのまま失踪してしまうのではないか、と心配なくらい直球勝負だ。

副島氏は長い前書きと『正義』について述べていて、残り20項目は氏の『使徒たち』によって書かれている構成である。どれも非常に面白い。しかしやはり師副島隆彦のモノが一番興味深かった。『正義』の最後で氏は正義の女神ユスティティアはなぜ目隠しをしているか、を読者に問いかける。正義の女神は右手に剣、左手に天秤を持っているのだが、目隠しをしているのだ。(不思議なことにタロット・カードの『正義(ジャスティス)』は目隠しがされていない。)

日本国の正義の女神ユスティティアは目隠しをしているのか否か。おそらくしているな、と思うのはぼくだけだろうか。おそらくそうではないだろう。日本の将来を考えるなら司法は決して目隠しされたままではダメだろう。そこに日本人は早く気がつかねばならない。
悪魔の辞典という言葉に惹かれて失敗 ★☆☆☆☆
著者の詳細に覚えがなく、なんか知識人系の人かな、ぐらいの認識で
タイトルを見て買ったのですが、大失敗でした。
A・ビアスの威光を借りて、さらに色々な権威をひっぱりつつ、
だらだらとうんちくを語り、牽強付会に誰でも思いつくような
「別の側面」もしくは荒唐無稽な電波をユーモアも皮肉もなしに、
さもすごい事であるかのように信者たち?が書いてるだけ。
これ、全員名前かくして読んだら全然違う印象なんじゃないかな。

その側面もコロンブスの卵というものではなく、単にただ視点が違うだけ、
この本は、これが読める俺ってスゲーと成功体験を持たせる系統の
自己啓発本にありがちなやつですかね。
知識としても、見出しだけ知ってればいい程度のことばかり、
もしくは勘違いしてて、知る価値もない。思想としては偏ってそう。
評論家という生き物の生態を知るにはちょっとおもしろいのかも?

こういう本はサンプルとしてしか読んだことなく、ジャンルごと忌避なので、
タイトルが普通のだったら十把一絡げの「その手の本」扱いで
目もくれなかったでしょうが、タイトルに飛びついてしまいました。
不覚。家に置いとくのも恥ずかしいので珍しく捨てました。
レビューというか、半分以上失敗談です。
「当たり前のことが当たり前ではないと悟らされる本」 ★★★★★
本のタイトルからは、どこかの新興宗教かカルト教団が出版した本と誤解されるかもしれない。
でも、本当は、英語学習の本のジャンルにも入れてもよい内容。(英語の勉強にもなる。)
我々が、日常に接している日本語を有名な英英辞典を基に、解説していくという画期的な本であり、自分にとっても無知の知を自覚させられた本ゆえ、5星にした。
本の中の大学新入生や新人公務員に対するあいさつには、腹をかかえて笑った。
特に、「官僚組織」・「税金」・「エリート」「資本主義」・「スピリチュアリズム」の解説は非常に愉快であり、有意義であった。
最後に、私は、この本のあとがきにあるように、この本のシリーズ化を望む一人だ。


“悪魔”こそが正しい。 ★★★★★
この本は、100年前に出されたアンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の現代的復活版である。副島隆彦氏とその高弟達が数々の真実を、オックスフォード英語辞典(OED)による定義と、高く深い視点からの解説によって暴いている。

内容および質的にも優れた力作であり、驚きの連続で、あっという間に最後まで読み通せた。

副島隆彦氏の文章は当然面白かったが、それ以外で特に目に止まった解説は、スピリチュアリズム(spiritualism)の項目である。現在の文明と歴史から宗教は切っても切れないものであり、人類の「洗脳支配」に宗教は大きく関与してきた。この意味深い単語を見事に鋭い切り口から解説している。

これからも毎年、継続出版していくことを希望する。