この本は更に産業組織論や青木昌彦的な制度論を用いて、資本主義の制度的な類型を国家単位で明らかにしていくものです。
政府の果たす役割があるとすれば、それは与えられた経済制度に極めて適合的で補完的な経済運営を行うことになるでしょう。
モデルとして非常に高度な水準で議論がなされており、読み応えが非常にあります。
比較政治学を勉強している方は絶対に読むべきです。
ただ、これにより政治学と経済学が完全に融合してし!!まったのかもしれません。
むしろ、経済学に完全に取り込まれてしまったと言う方が良いかもしれません。
政治学はどこにいくのでしょう。