この盤は the road to you と同時期の1992,USA盤
オフィシャル盤なみの録音ではない なにせ初めにラヂカセ(?)の録音ボタンを押しているらしい音が入っている。 だがその昔 色々なアーティストのレコード海賊盤の粗悪モノに較べたら数百倍! 録音状態は良い(笑)
letter from home の1,2,3で始まり 4.last train home まではその演奏を聴き較べるにとどまっていたが 5曲目以降聴き応えのある演奏内容
5.if i could/ブラヂル音楽の影響が色濃い演奏の中で パーカッションが聴こえずPWの音も僅か。PM,LM,SRのトリオ演奏?
first circle の内ジャケを思い出す
初出が判らないのだが travels収録の 7.straight on red/当時のPMGの方向性が顕著なアレンヂがかっこいい。テンポ・アップされとてもスリリング。LMのソロとSRのベイス&リズム隊のバッテリィとの調和,その後のパーカッションの叩き合い!!まさにブラヂリアン・リズム。the road...では聴けない。私は"かなり"気に入っている演奏
ややテンポアップされた8.minuato に続き約10分に及ぶ 9.third wind は全編voiceを含め言うまでもないが 特に後半のPMのソロは the road...収録の同曲でのソロが大人しく思えるほど。 song x でのPMを想起させる
still life を初めて聴いた時のこの曲に到る絶頂感を思い出させてくれた
ここでの演奏がオフィシャル盤に収録できない内容とPM自身が判断したものであったろうことは憶測の域に過ぎない
少なくともこの盤での各インプロヴィゼイションは the road...からある側面において対をなしているもの と言えるかもしれない
この盤が録音状態の悪いものであるというのは残念だが 彼らの演奏が並外れているということが揺るぎない事実として 間違いなくそして 遜色なく伝わってくる一枚です