内容はかなり良かったと思います!Movie大戦より、こちらの方をディケイドの完結編にした方が、筋が通ってて良かったのでは?と改めて感じました!Movie大戦のディケイド完結編は、ホンマに意味がわからんから。DC版で、どこまで補完してくれるかが楽しみですが♪何度見ても、ライダーが全員勢揃いしてショッカーに向かって走って行く場面は、鳥肌モノです!!素晴らしい♪

昔男は黙ってサッポロビール、なんてコマーシャルがありましたが、この夏の仮面ライダー劇場版を見る前に、昭和後期から平成仮面ライダーの総括であるこの劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー ディレクターズカット版は、見ごたえ十分！映画の前に仮面ライダーを総括していこう！

DC版が商売として二度おいしい、ということが（ライダーに限らず）定着しすぎて、ありがたみゼロの代表格的作品がまたひとつ誕生。

公開版を持っていない人は、別に買ってもいいと思いますが・・・そもそものDC版の意義が、ホン〜〜〜〜っと〜〜〜に・・・無い。

DC版では劇場で見たときと印象がだいぶ変わった、とか、まるで違う映画になった、ぐらいのこだわりを完成作品には見せて欲しい。

ディレクターズカット版と銘打っていますが、私が観ていて多少心を動かされた
のは、劇中のオールライダー（J除く）対怪人軍団のシーンのみです。

多少見せ場の無かったライダーの戦闘シーンが追加され、ファンにはうれしい演
出となっています。

が、それすらも充分なものとは言えません。尺の都合上、オールライダーの能力
を活かした見せ場を全て描けるはずがないのはわかっていますが……。

初めて劇場版の予告を目にしたとき、おそらく全てのライダーファンが期待に胸
躍らせ、さすが十年に一度のお祭り、ディケイドにしかできない……と思ったこ
とでしょうが、残念ながらディレクターズカット版を以てしても、それに応える
ものはできていません。

ライダーバトルの全対決・オールライダー対怪人軍団完全版をやるだけで、ファン
にとってはいくら金を注ぎ込んでも惜しくない傑作なのに……。
次の十年後に期待するしかないですね。

なお、映像特典の類は一切ありません。

DC版用に追加されたのは、いずれも劇場公開時に見られたシーンの終わり部分、
もしくは途中部分の箇所で、尺を詰めるために編集で切り落とされていた数カットを
元の配置に戻しましたという感じのシークエンスばかりで、
重要シーンが丸ごと復活したというような強い“売り”が無い。
加えて金田監督のオーディオコメンタリーは全編通じて
「このシーンの○○（俳優名）君はよくやってくれましたよ」
「このロケ地は良い所でしたねぇ」の誉め殺しの繰り返しで面白みに欠ける進行。
クライマックスのオールライダー乱戦場面に於いて、金田監督自身が
このカットでのライダー××は誰々が（中に）入っていますと次々解説する部分が、
唯一、ライダーファン＆スーツアクターファンが興味をそそられる箇所だろうか。
これまでも沢山の劇場版ライダーDC版を観てきたが、今回の商品は
公開版を持っている人なら、改めて購入するほどの大きなポイントが無く、
ちょっと残念な出来だった。公開時にあれだけ大量に流していた、
ショッカー戦闘員を使ったコミカルなCMスポットも全く収録していない
（という以前に映像特典は何も無い）。

封入特典の平成仮面ライダー10周年シート（２枚）は、これまでの巻同様、
文字も写真もうんと小さくて、テキスト部分はルーペが無いと読めないほど。
内容は平成ライダーの劇場版全作の紹介と、映画の舞台になった「士の世界」の
キャラクター紹介がメイン。内容は良いがデザインが懲りすぎて読みにくいのが難。