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柔らかい女 (ビームコミックス)

価格: ¥651
カテゴリ: コミック
ブランド: エンターブレイン
Amazon.co.jpで確認
画力と内容のギャップと言う事かな… ★★☆☆☆
画力だけを見れば、☆は5くらい行くと思います。

しかし中身です。
編集の意図で、作者が描きたいものを曲げられてしまう事は
よくある事だと思います。
それならこういうレビューも編集さんに届けば改善するかも
しれないし、もし筆者自身が本当にこう描きたくて描いている
としたら、それもちょっとなあと思ったのでレビューを書こうと
思いました。
前置き長くてスミマセン。

中身に関しては他の方が詳しく紹介してらっしゃるので、
私は中の作品の1つ、『彼女と彼』だけに言及しようと
思います。

1話目なのですが、これに関しては、特に異論はありません。
さあどうなるって感じの引きで、2話目に期待をしたくらいなので。

しかし2話目がいけません。
よくある主人公達のすれ違いのお話なのですけど、普通まだ
1話を読んだ読者に出す話ではないと思うからです。
これをやるとしたら、このお話がもう少し長い連載で、
主人公達の気持ちを読者が共感してないと効果がないと思います。

しかも普通の漫画なら、この2話の結末では、2人がお互いを
気付いて終るのが王道で、でないと今までそれを見守って来た読者の
気持ちが昇華しないと思います。
こう書けばお分かりだと思うのですが、このお話では、それがありません。
ベタな展開がイヤだという気持ちの表れなのかもしれませんが、
そこはあえてしてあげるのが読者サービスじゃないかなあと思って
しまうのでした。

3話目はそんな2話目からの続きと言うよりは、この話で終りなのに
他の登場人物の事なども描いていたりして、もっと描くべきは
主人公達の心情なのでは?という感じです。
彼女の方は多少追っていますけどね…。
そして結局感情の移入が出来ないまま、よくある振り出しに戻るけど
やや違った感じで終る…という結末を迎えます。
そして残るモヤモヤ…。

なので非常に評価は辛いですが☆2で。
値段分楽しめたか、というと全然楽しめなかったので。
タイトルにつられて・・・ ★★☆☆☆
絵柄は好みにもよるでしょうけど、ムチムチ、ぽっちゃり感&バタ臭いのが好きな人にはぴったりの絵柄。そういう意味で、柔らかい女というのはぴったりのタイトルです。
但し、主人公が女であるかと思うと、???な面や、SFというか魔法のような短編も加わり寄せ集め感が拭いきれない内容。値段も安くはないし、作者のファンでもない限りオススメはできません。
何が面白いのか ★★☆☆☆
何が面白いのか、いまいちポイントが分からない漫画です。

日常ネタの短編集なんですが、たいした盛り上がりもなく話が進んで終わり、というものばかりで
どれも別に面白くもおかしくもない、なんにもないです。
著者については知らずに買ったのですが、読んで楽しむ漫画じゃなくアート志向の漫画家なんでしょうか?

風景や人物が1960〜1970年代に見えてしまう、そんな感じの絵で
現代の話のようですが、なんとなくノスタルジックな印象です。
絵は上手いし、そういう感じの絵の雰囲気にひたるには良いかもしれません。

ちなみに表紙の絵には可愛い女性が描いてありますが、
話の中にそれほど色っぽいシーンはありません。

ふにふに。 ★★★★☆
柔らかく艶やかな脚、髪そして唇。

すれ違えば、誰もが思わず振り返ってしまうような美女。

この作者さんの描く女性はとても魅力的であると思う。

しかし、『柔らかい女』という題名に反し、各作品に登場する女性は、しっかり心が通った強い女性であるように思った。

だから、余計に魅力的に感じるのかもしれない。


近年雑誌にて発表してきた短篇・中篇作品に未発表作品2篇を含んだ全8篇の作品集。

初めに収録されている『BOX SEAT』を読んでいると何だか覗きをしている気分になってしまった。その他、鎌倉を舞台にした中篇作品『彼女と彼』、美大生の恋を描いた『もっともっと…!』など、劇的な内容というわけではないけれど、思わず読みいってしまう内容ばかり。他の作品も是非読んでみたくなった。


作品の舞台が鎌倉だったり、小田急線の善行駅が登場したり。この作者さんは神奈川県の出身の方なのですかね?そうすると『BOX SEAT』の舞台は東海道線かしら…?

商業誌と同人誌の境界 ★★★★☆
玲瓏館健在なりや 1巻 (ビームコミックス)と同時刊行となった同作者の初期作品集。
主な掲載誌は Fellows! ですので、表紙やタイトルからそっち方向の期待をして購入してはイケマセンw

収録作品は「BOX SEAT」「彼女と彼」「サンキュー」「もっと もっと・・・!」「華聖楽館の日」「青い腕時計」「花チボ」「ハルヒコ奇行」の8作品。本巻のメインは「彼女と彼」(全3話)でしょうか。男女の出会いからすれ違い・再会までを描いたこの話は、話の膨らませ次第ではまるっと1冊出来そうな内容。「華聖楽館の日」は「玲瓏館健在なりや」と併せて読むともっと楽しめるかもしれません。「BOX SEAT」はシチュエーションで淡いエロを表現した作品。ボックスシートの電車で通学・通勤している人にはあるあるネタでしょう。

作者が色々なジャンルに挑戦されているのが見て取れて、誤解を承知で書けば、まるで創作同人の個人集を見ているかのよう。従来の商業誌で売れているようなキャッチーな内容ではなく、こういった作品も商業誌のカテゴリーで読めるようになったのは漫画という文化が(受け取る側の読者を含めて)熟成してきた現れなんでしょう。この流れは歓迎したいですね。

「玲瓏館健在なりや」も読んでみましたが、作者は色々描いた中からこちらへ舵を切ったということなのでしょう。今後の活躍を期待したい作家さんがまた1人増えたことを単純に喜びたいです。