頭がよくなる思考法 (ソフトバンク新書)
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ネット時代に淘汰されることなく生き残っていくためには、「検索バカ」になることなく、「自分の頭でとことん考える力」が必要です。
本書では、「ネット検索をほとんどしない」という齋藤孝氏が、自身の知的生産活動をも支える「骨太の思考術」を紹介します。
「頭のよさ」とは何でしょうか? 私たちは、親や教師、書物などから教わることを通じて、「自分の考え方」というものをつくってきました。
これを「思考のワザ」といいます。頭のよさとは、そうした思考のワザが多彩で、深く、独創的だということなのです。
では、思考のワザを鍛えるには、どうすればよいのでしょうか?
それは、歴史上の偉人や天才の考え方を自分の思考パターンに取り入れるのが一番です。
本書では、フッサールの「現象学」とヘーゲルの「弁証法」を題材に、7つの思考のワザを紹介しています。
本書をマスターすることでインターネット時代に淘汰されることのない、「骨太の思考力」が身につきます。
それは、環境や時代に左右されない一生ものの武器として、あなたの知的生産を支えてくれるでしょう。
■目次
はじめに--「思考法」を増やすことが頭をよくすること
第1章 もれなく考える技術~無意識の思考を全部「意識的」に切り替える
第2章 やわらかく考える技術~発想のうまい人は「まてよ?」が必ずうまい
第3章 広く考える技術~相手の立場に立てば「自分」が見えてくる
第4章 大きく考える技術~「バルコニーに上がる」だけで知性は変わるのだ
第5章 深く考える技術~ノーをプラスに変える「生産的な対話法」
第6章 論理的に考える技術~感情を「隔離」しながら正解を組み立てる
第7章 独創的に考える技術~他人の頭を使って「自分の限界」を突破せよ
■著者紹介
齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞受賞)、『「できる人」はどこがちがうのか』(ちくま新書)、『コミュニケーション力』(岩波新書)、『座右のゲーテ』(光文社新書)、『なぜ日本人は学ばなくなったのか』(講談社現代新書)、『1分で大切なことを伝える技術』(PHP新書)など多数。NHKテレビ『にほんごであそぼ』総合指導。小学生向けセミナー「齋藤メソッド」主宰。