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マンガ ものがたり韓国史〈1〉檀君神話から統一新羅まで

価格: ¥1,575
カテゴリ: コミック
ブランド: 国書刊行会
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韓国史の漫画本が出版されただけでも画期的 ★★★★☆
 内容はともかく、(少なくとも私には)わかりにくい韓国史の本が、マンガで出たことは画期的でした。
 確かに、他の評者の方が言われるように偏った部分も散見されますが、割とわかりやすい偏り方(=とにかく朝鮮・韓国民族は強くて偉い!)なので、この本を読んだ後、他の本で理解を深めていけばよのでは?
 韓国史への興味をいだくきっかけになれば良いと思います。(今、わが国での韓国史への一般的な興味は、日本にかかわりのある部分だけと断言してもいい状況ですから)
血で血を洗う凄惨なドラマを描く朝鮮半島古代史 ★★★☆☆

 今年(2007年)12月3日からNHKのBShiで、韓国ドラマ「太王四神記」が放送開始と知りました。古代の朝鮮半島を舞台にした歴史ファンタジーだとか。そして主役のペ・ヨンジュンが演じるのが高句麗の第19代王「広開土(クァンゲド)大王」。
 高句麗とか新羅、百済といった朝鮮半島の古代国家については高校時代に確かに学んだはずでしたが、その地政学的関係についてはもはや忘れてしまいました。ドラマの放送を前に、少しばかり記憶を呼び覚ますため、このマンガを手にしてみました。

 本書は3巻続くシリーズの第1巻。朝鮮半島史の黎明期から新羅による三国統一期までをおよそ300頁で描きます。画風は日本でも良く見かけるコミック漫画風。石ノ森章太郎の「マンガ日本の歴史」を強く意識したものでしょう。

 「広開土大王」は本書によれば4世紀末に18歳で父王を襲った人物。即位前の名は談徳(タムドク)。彼は百済を討ち、中国の後燕を攻撃します。領土拡張にいそしむ彼は、わずか39歳で世を去りました。
 1000年以上の期間を描いた本書で「広開土大王」が登場するのはわずかに9頁。人物像まで深く迫ることが出来ないのは、いたしかたないことでしょう。

 本書に登場する膨大な数の人物のほとんどになじみがないため、その人間関係はなかなか頭に入りません。
 しかし強く印象に残ったのは、半島内ばかりでなく中国大陸にまでおよぶ国家間の領土の奪い合いの歴史、そして国家内の権力闘争における殺し合いの歴史の苛烈さです。親子や親戚、もしくは上官と部下との間で、奸計と殺戮が容赦なく繰り返されます。もちろん日本でも「大化の改新」や「壬申の乱」など権力をめぐって血を分けた者の間ですら多くの血が流れたわけですから、血なまぐさい古代史はひとり朝鮮半島だけのことではありません。

 痛ましい歴史を繰り返さずに済むことができればと思わずにはいられません。
ひどく偏った朝鮮史観の本 ★☆☆☆☆
最近なにかと話題の「近くて遠い国、知ってるようでよく知らない国・朝鮮の歴史をマンガで読んじゃおう」と思って読んでみましたが、これも『金正日入門』と同じで、マンガというより「挿し絵」式。コマ割の中にダラダラと説明文がつづき、絵はあくまでその中の「挿し絵」にすぎないので、読んでてつまらない。
中国人や朝鮮・韓国人の描くマンガはすべてこの形式なので、向こうではそれが「マンガ」なのかも。
その上、歴史記述がひじょうに偏っていて、「朝鮮がすべて正しく、日本はつねに絶対悪!」という精神が貫かれているのが不快。それが事実に基づいているのならしかたないが、反日を強調するために、歴史をねじ曲げている部分が多々。
韓国政府による反日教育で洗脳されきってる韓国人の著作なのでしかたないのかも知れませんが、もっと理性的、客観的に描いてほしかった。
全3巻。
全3巻を読んで ★★★★☆
韓国のソ・ヨンスが書いた漫画を日本語に訳したもの。韓国の歴史についてはほとんど知らなかったので勉強になった。歴史とは人間の記憶のようなものである。記憶は主観的なものだから曖昧だし、主人公はいつも自分である。記憶の中にある学んだ事や経験を頼りに人間は生きている。だからこそ外国の圧力で日本の歴史が改ざんされる事があってはならない事を我々は肝に銘じなければならない。私にとって韓国の歴史を学ぶ事は日本の歴史を学ぶ事にも繋がったと思う。作品では当然ながら韓国中心の歴史観が貫かれている。厳しい時代を乗り越えて今の韓国を創った隣国の人々に敬意を表さずにはいられない。第1巻では朝鮮半島に国家が成立する過程が描かれている。朝鮮半島の人々はCHINAの干渉を振り払いながらたくましく国を創っていく。やがて新羅国(朝鮮半島西部)が半島を統一します。日本関係で一言。百済人の観勒が暦を日本に伝える場面で、頭の悪そうな日本人が「暦ってなんに使うものですか?」と問い、観勒が「何にもしらないな」と答える場面には圧巻です。韓国は日本に対して常に与え教える存在として描かれている。なるほど日韓の歴史認識がかみ合わないはずだ。第2巻で朝鮮半島の王朝は新羅、高麗、朝鮮と交代していく。驚いたのは王朝内で内紛と外国の侵略が絶えない事だ。ここまでの内紛と外国の侵略は日本では考えれない。朝鮮半島の歴史はいつも緊張している。驚いたのは古代に栄えた高句麗国(朝鮮半島北部)がその後の時代で尊敬を集めている点だ。高句麗が朝鮮半島史上最強の国家だった事を考えれば充分に理解できる。第3巻で時代は朝鮮、日本、大韓民国と変化していく。私が知らない日本人の名前が次々に登場して朝鮮半島の歴史に関わっていく点に驚いた。韓国の立場からすれば当然であるが日本の行動は全て悪事として描かれている。韓国の立場と日本の立場を対比しながら読める点で第3巻はおもしろい。独立後の韓国史も身近で参考になる。