感心する間もなく旅が始まり、期待が高まり、落胆し、気がつくと自分がジャンピング・マウスになって、不安になったり驚いたり感動したりしているのです。実際に、温度を感じ、声が聴こえました。
多くの人が現状を変えたいと思いつつ、最初の1歩を踏み出せずにいます。勇気を奮って1歩を踏み出しても、その先へは進めなくなったりもします。
『ジャンピング・マウス』はそういう私たちの先を歩いて、「その先はこんなふうになっているのだよ。恐れなくていいんだよ」と教えながら、前に進もうとする私たちの背中を押してくれます。人生をチャレンジに変えたい人の手引書に相応しい本です。
単なる物語ではありません。
読む前と読んだあとの自分の中に必ず変化があるはず…。
一度読んでも、何度でも読み返したくなる。
心のバイブルになりうる1冊です。
解説の一番最後の三行が、とても心に残ります。