化け物の罠にはまった真由子を追ってとらちゃんが助けに向かう話が最高。「自己犠牲」いう、真由子という少女(あるいはその一族)の持つ本質が誇らかに美しく描かれる。なお、とらちゃんの前でウェディングドレスを披露する真由子の美しさは感動もの。そして自分が人質に捕られたために抵抗できないとらを守るため自ら命を捨てようとした彼女ととらの間に特別な絆が生まれる。美しい絆。。
つくづく、うしおという男は女を見る目がないのう、と思う。どう考えても、真由子の方が麻子よりいい女なんだけど。愛情を乱暴でしか表現できないのは小学校までに卒業してね。
主人公の元気さが、妖怪達をも元気付けてくれる珠玉の作品です。
怖がらないで、読んでみて下さい。(^v^)