短眠法を生活に取り込みたくてこの本を買って読んだのですが
この本に載ってある方法は「徹夜をして生活リズムをかえる」とか
「短眠法を実践するために一日一食にする」など
読んでいてかなりストイックなやり方が目立ちます。
これでは有意義で楽しい人生を謳歌するために短眠法を取り入れよう
としたのに人生のすべてが短眠法にしばられてしまいます。

短眠法の本としてはこの本よりも遠藤拓郎 著「4時間半熟睡法」が基本的なことが詰まっていて読みやすいのでこちらをおすすめします。

この本は実行しようと思うと、食生活から何から色々と変えなければならないことが多い。
特に、問題は食生活で「玄米菜食」生活にできるかとういう点と少食にできるかという点がネックだ。
いろいろとしらべて見ると、脳の休息自体は三時間でよいらしいのだが、それだとせき髄の造血作用に問題を生じる。この短眠の欠点をおそらくヨガでカバーしているために、この本だけでは不足なのではないかと思う。氏の他の本をみてみると、「つかれない」ことに重点を置いたものもあるので、おそらく、視点が足りていないので本書の完成度が低いのだと思う。

　とにかく、おもしろかったよ、この本（変な意味じゃなくて）。

　「頭のいい人の〜」ってタイトルがついているわりには、妙にスポ根的な部分にとにかく吹いたw（だってさ、P111の、起き上がる一瞬に全力を傾けて打ち勝て、って爆笑もんじゃん）。データを示してない事例もいくつかあったけど、わざと偏屈っぽく書いてるんじゃないかってくらいに、自信ありげに例示してるよね。そこんとこもおかしかったけどさ。

　っていうかね、この本けなしてる人はさ、いったいどうしたいんだろね？
　こんなもん役に立たんて？　マネしたら体壊すって？

　そんなこと言ってる人はさ、正確なデータに基づいて、こうしたら成功しますよって示されない限り、何もしないつもりなのかね？ そんなステキな方法持ってる人がさ、こんな本書くわけないじゃん。自分だけのもんにして儲けると思うよ、そういう人って。他人が成功したノウハウをそんまま使って成功するなんて、ありえないじゃん。

　本に書いてあることを全部マネする人なんていないっしょ？
　使えるって思ったものは拾えばいいし、だめだって感じたものはそんままにしとけばいいし。これをすればまちがないって言われてるものほど、疑わなきゃダメだよね。つーかさ、ちょっと本屋でパラパラめくったら、この本がどんな雰囲気のものなんか、わかると思うけど。

　ま、何かを得ようとしてる人は、何からだって学ぶことができるし。思想系の本（新書は思想系と知識系に分けられると思う）って、根っこの部分では、みんな同じようなところにいきつくような気がするし。当たり前のことを当たり前にして、常識って言われてることを本当なのかいなって考えるのが、成功するポイントなんだと思うけど（「東大脳の作り方」を読んだときもそう思った）。

　実践してみたら、意外とできたりしてね。
　やりもしないのにぐだぐだ言うのは、ちょっとカッコ悪いよね。

この本を読む前はとにかくよく寝ていた。
平日8時間、休日10時間。毎朝の寝起きは悪く、日中体はだるくて頭も
ぼーっとしていた。
本の内容通りのことはできないが、平日5〜6時間を目標に徐々に
睡眠時間を減らしていった。

その結果、頭はすっきり日中の集中力が高まり、寝起きもよくなった。
朝が来れば勝手に目が覚める。体も軽い。

特に短時間で非常に深く眠れることに驚いた。

この本の生活習慣に従って行動したが、眠いもんは眠い
また、他人の成功例が大半を占めていた
本当に読みたかった部分が１割ほどであとは薬だのなんだのとどうでもよいものばかり
寝ている最中に起こすと夢を見やすくなるなど関係ない話でページ数を稼いでいるとしかおもえないようなものだった
ただ、筆者の熱意だけは伝わった、熱意だけは。